検索窓
今日:15 hit、昨日:31 hit、合計:854,369 hit

日常16 ページ42

月に数回の1日休み。
大半は家にいるのだが、今日も今日とて空っぽの冷蔵庫の為に買い出しだ。
歩道を歩いていると、原付バイクに乗った若者が白バイに追いかけられているのを目撃する。
たかが原付が、白バイを撒ける筈があるわけないのに・・・と彼らが消えていった方向を見つめていた。

「Aお姉さんどうしたの?」

足元から名前を呼ばれ下見ると、そこには学校帰りなのかランドセルを背負ったコナンがいた。

「いきなり声をかけてくれないでくれるか?ビックリするから」

行く方向が一緒だったからか、Aが歩くとコナンも一緒に歩き始めた。

「ごめんなさい。それでAさんはどうしたの?」

本人は無意識だったが、コナン曰くAはバイクが去ったあと何か考えていたよう見えたのだと言う。
確かに考え事をしたのだが、表情だけでそれを見抜かないでほしい。
隠し事なんてできやしない。

「なんとなく、バイクほしいなって思っただけだよ」

まぁ特に隠すことなんてないので正直に言う。
その答えにコナンは「あぁ」と納得いったみたいだ。

「Aさんって免許持ってたんだね。車もそうだけど、バイクの中型免許も持ってた事に驚いたよ」

そう。
今は乗っていないが、ちゃっかり高校の時に2ケツしたいがために中型免許を取得していたりする。
なので掛け持ちしてそこそこお金も貯まってきたのでそろそろ車かバイクが欲しいなと考え始めたのだ。
以前考えていた自転車は既に頭の中にはない。
なぜなら歩行者が多い東京では自転車は逆に危ないことを知ったのだ。
チラリとコナンを見る。
車かバイクを買うとフラグが立ちそうで怖いのだ。

「だからってほしいと思うだけで買うかどうかはまだ決めてない」

今住んでいるマンションは駐輪場は会っても駐車場はない。
それにここは東京だ。(この前免許書を改めて見てここが東都ではなく東京だと知った)
車より交通機関を使った方が便利だし安くつく。
と言っても、基本は家と職場の通勤しか行動しない。
なので別に車もバイクもなくても困りはしないのだが・・・

「バイク欲しいなら買えば?中古ならそれなりに値段も高くないはずだよ!」

コナンがバイクの購入を進めてくる。なんだか目が輝いて見えるのは気のせいだろうか?
多分だが、人を足に使おう何て考えているように見えて物凄く嫌だ。

日常17→←無警戒4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (614 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1515人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね? (2019年9月7日 13時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください! (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ!!逃げて主人公ちゃん! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん良かったね!続き楽しみにしてます! (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください! (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月21日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。