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無警戒1 ページ38

いつものようにポアロで働いていた時の事。
最近よく来る男性客が今日も来ていた。
人の顔を中々覚えれないAでもその人はすぐに覚えた。
なぜならその男性はいつもモーニングの時間帯に来る割にはいつも安室のハムサンドを注文するからだ。
そして地味にこの話も好きなので覚えているAにとっては微笑ましい事件でもある。
既に結末を知っているAにとって警戒をするような出来事ではないので完全に傍観する体制に入っていた時の事。
この日も男性はやってきた。
いつものように安室のハムサンドを頼む。
今日はコナン達もモーニングを食べに来店していた。
そして案の定モーニングの時間帯にハムサンドを頼む男性を不審がるコナン。
答えを知っているAにとって面白い場面でもある。
コナンを見て微笑んでいるAを「Aちゃん。どうしたの?」と梓が不思議そうに尋ねる。

「フフ・・・いえ、別に。これから起こる事でちょっと」

そういうAの言っている事が理解できなかった梓は「ん?」と首をかしげるだけだった。
そしてある日。
コナンがハムサンドの男性が相当気になったようで、梓や安室に男性の事を聞いていた。

「・・・僕を見ていた?」

「うん、僕にはそう見えたけど・・・」

「だろうね、僕にもそう見えたし。この前なんか、尾行されたしね」

その話を仕事をしながら聞き耳を立てていたAは一瞬笑いそうになるが、少し不安になった。
本で読んでいた時は笑いで済んだが、実際に話を聞くとかなり危ない話だ。
男とはいえ男性にストーカーされているとなるとある意味危険だと思う。
組織とは関係なしに腐女子ではないが腐女子的な考えが頭をよぎってしまった。
2人に話すつもりはないが、もし言ってしまえば安室は物凄い顔になりそうだなと思った。
尾行された割には警戒心もなく、むしろ無防備な安室にコナンは心配するが、安室は「大丈夫」の一言で片づけられてしまう。
そんな安室に納得がいかないままコナンはポアロを出ていった。
本当に・・・本当に何となくだが、安室に聞いてみた。

「なぜそんなに無警戒でいられるんですか?」

物語の内容を知っているだけあって、Aは大丈夫とわかっているが、安室は何も知らないはずだ。
なのになぜそんなに無防備でいられるのかが気になった。

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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね? (2019年9月7日 13時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください! (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ!!逃げて主人公ちゃん! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん良かったね!続き楽しみにしてます! (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください! (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月21日 16時

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