日常15 ページ37
――おまけ――
「Aさん。ちょっといいですか？」
「なんでしょう？」
ポアロが閉店し梓が帰り、Aも帰ろうとしたところで安室に呼び止められた。
コナン達が帰った後からはいつも通り安室と話す暇がなかったので帰り際に呼び止められることは、そう珍しくない。
と言っても仕事が終わった後でもよく絶妙なタイミングで邪魔が入るのだが・・・
「僕もAさんと呼んでいいですか？」
「え゛っマジで？」
――あっやべ。素が出た。
「マジですよ」
――あっ普通に返して来た。
「別にいいですけど・・・仕事中はやめてくださいね」
「？なぜですか？」
本当に分からないのか首を傾けている安室。毎度のことだが、ほんとに29歳かと疑いたくなる可愛さだ。
「安室ファンが怖いので」
切実にお願いする。
安室に悪いが保身に走らせてもらう。
今でも安室のいない時は地味な嫌がらせがあるのに、Aが安室ファンの前で名前で呼ばれてみろ。
嫌がらせのレベルが上がるじゃねーか！
もう慣れたとはいえ、めんどくさいにも程がある。
安室も自分が学生たちに人気があることを自覚しているはずだ。
だからか、少し悩んだ後「仕方ないですね」と何故かこちらがお願いしたみたいになってしまった。
――なぜだ？
「ではこれから仕事以外はAさんと呼びますのでよろしくお願いしますね」
これまたなぜだか嬉しそうな安室に不思議に思うが、まぁ楽しそうならいいやと気にしないことにした。
「と言う事でAさん。送りますよ」
早速A呼びをされ、内心ちょっと嬉しかったりするが、それを顔に出すことはしない。
「別に大丈夫ですけど？」
この後コンビニの仕事があるし、安室も疲れているだろうと断わりを入れるが・・
「そうですか？じゃぁ頑張って走ってくださいね？」
一瞬何の事だと思ったが、ハッとしてスマホの電源を入れる。
現在時刻21：30
思った以上にゆっくりしすぎたようで本気で走らないとやばい。
「やばい！！！」
そう思ってコンビニに向かって走り出そうと向きを変えた瞬間後ろへ引っ張られる。
「だからいつも言っているでしょう。頼ってくださいと」
掛け持ちのアルバイトに関しては自己責任なのでと安室に頼るのはお門違いだと言ってはみるものの「せっかく送ると言っているんですから、黙って送られなさい」となぜかコンビニに着くまで説教された。
――なぜだ！？
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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね？ (2019年9月7日 13時) (
レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ！！逃げて主人公ちゃん！ (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
皿 - 梓ちゃん良かったね！続き楽しみにしてます！ (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暗 | 作成日時：2019年5月21日 16時
