デジャブ・・・からの25(回想) ページ25
笑顔の安室に対して引きつった顔をするA。
「なんでドア開けてるんですか？」
「送ると言ったでしょう」
「お断りしましたよね？」
やれやれとため息をついたと思えば「こんな時間に女性を一人で返すと思っているんですか？」とAを強引に車に乗せて「さっ行きましょうか」とさわやかな笑顔で発進する安室。
そんな安室にげんなりするものの嫌ではない。
それは先ほど安室に言われた言葉があったからだろう。
『あなたを守る為だけに――』
普通の人なら「もしかして・・・」とトキメクはずの言葉だがAは物凄く客観的に受け止めていた。
ポアロでもそうだが、安室は女性に大人気だ。
JKまでも落とす容姿と言動にAは密かに安室の事を『天然タラシ』と命名している。
なので安室の言葉を真に受けないことにしているが、それでも嬉しかったことは事実。
安室にバレないように密かに笑った。
心の中で一頻り満足したあと、1つ気になっていた事があったので安室に聞いてみた。
「そういえば安室さん。どうしてあの場にいたんですか？」
ずっと警察かコナンと一緒にいると思っていたAだが、千葉の説明には安室のなが一言も出てこなかったので不思議に思っていたのだ。
そのことに「あぁ、それはですね」と説明してくれた。
普段安室と一緒にいるから相手は出てこないと踏んだ安室はAを1人家に帰すことにした。
そうすると、相手は必ず「今日しかない」と思い出てくると確信していた。
ポアロから出てきたAを少し離れた場所からコナンと2人で見ており、1人で家へ向かった事を確認して、隠していた車にコナンと乗り込んで数分後。
Aが通った道に路駐していた車が爆発した。
まさか張り込み初日に爆破事件を起こして道を塞ぎ、刑事たちを混乱させられるとは思わず、さすがに驚いた。
そしてあのタイミングでの爆破は刑事たちの足止めが目的だろうとすぐに察しがつく。
という事は犯人がAにすぐに接触するとみて間違いないと思った安室とコナンは車から降りる。
爆発によりAの家へ向かうのに車でも徒歩でも遠回りしなければならなくなり、遠回りしている暇はない。
Aが通って行った道を見るが道の真ん中には爆発した車。そして、ガソリンに引火したのか周りは火の海になっていた。
炎上している車が邪魔で車は通れない。
「コナン君は何人か警察を連れてきてくれるかい？」
驚いて安室を見上げるコナン。
そんなコナンに安室はフッと笑った。
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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね？ (2019年9月7日 13時) (
レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ！！逃げて主人公ちゃん！ (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
皿 - 梓ちゃん良かったね！続き楽しみにしてます！ (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暗 | 作成日時：2019年5月21日 16時
