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近くて遠い(おまけ) ページ46

AM6:00

コンビニの仕事が終わり店を出ると、昨夜見た白のRX-7が待っていた。

――連絡してねぇよ。

Aを見つけた安室は車を降り、助手席の扉を開ける。

「Aさんお疲れ様です。お迎えに上がりました」

朝から輝かんばかりの笑顔で出迎えられたAは目を逸らしたくなった。

「なんでいるんですか?連絡してませんけど?」

「Aの事なので、遅くに連絡するだろうなと推測したんです。どうせこれからポアロに行くんですよね?僕も今日朝からなので一緒に行こうかと」

どうせ言葉でも仕事でも安室には勝てないし、逃げれそうにもないので、仕方なく助手席に乗る。
後部座席に乗ろうとしたら強制的に助手席に座らされたのだ。
まぁ聞きたい事があったので別にかまわないが・・・
Aがシートベルトをしたのを確認し、昨日とは違いゆっくり発進する。

「安室さん。聞きたい事があるんですが」

「なんでしょう?」

「なぜ私がコンビニで働いている事を?」

そう。安室はおろか梓にも言っていない。マスターにだけは教えているが。

「あぁ。それなら風見刑事に聞きました」

「は?」

「おや?僕たち一度会ってますよね?風見刑事の警察手帳を受け取ったの僕なんですが・・」

――そういやそんな事あったな。忘れてたわ。てかその情報私に教えていいんだ。

「そう言えばそんな事ありましたね。私はてっきり安室さんも警察かと思いましたよ」

「ハハハ。あの時は探偵として風見刑事の手伝いをしていたんですよ」

――嘘つけ。

「良く来てくれるんですよね風見さん。おかげで少し仲良くなりましたよ」

「ほう。どんな話を?」

「『完璧すぎる上司がいる』と」

「へぇ」

「『童顔なので20代に見えない』とも言ってました」

「(・・・風見、覚えてろ)」



風「《ゾッ!》・・・!?」

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和佳子(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。読み返して気づいたのですが、世良ちゃんは真澄じゃなくて真純だったような気が⋯⋯ (2023年3月18日 17時) (レス) @page36 id: 30e7fd0f4c (このIDを非表示/違反報告)
さち - 楽しいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月15日 23時) (レス) id: b262052ad2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、早速面白い作品に出会えて良かったと思ってますww滅茶苦茶面白いですww最後の不機嫌な降谷とか笑いましたね!風見さんも何だかんだかわいいし…とことん降谷さんの邪魔をしてほしいですね!その方が個人的に面白いのでww (2019年5月13日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
パパイヤ(プロフ) - 読ませてもらいました!とっても面白かったです。私もつい最近描き始めたのでお互い頑張っていきましょう!次の投稿も楽しみです! (2019年5月2日 21時) (レス) id: 01af9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月2日 3時

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