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炭治郎視点
人形みたいに無口な彼女。
でも、そんな華村のお腹が鳴って
当たり前だけど、
ああ、彼女もちゃんとした人間なんだなって思った。
隣の席の彼女の顔は、
髪が長くて見えずらかったが少し赤くなっていたのが見えた。
余程恥ずかしかったんだろうな。
お腹が空いていたんだろうな。
朝食は少なかったんだろうか。
それとも朝、寝坊をして食べてこなかったんだろうか。
それとも…
善「炭治郎ー…ちょっと聞いてんのお?」
善逸の声を聞いてハッとなる。
炭「おっと、ごめん。もう一回話してくれ」
善「やっぱ聞いてないじゃん!!…んまあいいや。
ところで炭治郎。なんでさっきあの子のこと庇ったの?
さっきのお腹の音、華村さんのだろ?」
善逸は周りに聞こえないように
コソッと俺の耳元で話し始める。
やっぱり善逸は人より耳がいいんだな。
周りが気づかないことにすぐ気づくんだ。
炭「ああ、まあ…恥ずかしい思いをさせたくないからな」
善「どこまでお人好しなんだよ。お前あの子のこと好きなのか?」
炭「いや、そういうわけじゃない」
善「即答かよ。
ま、炭治郎はモテるけど恋愛には興味ないもんなぁ〜」
否定できない。
恋愛に興味がないのは本当なのかもしれない。
どうしても、まだ自分には必要ないものと思ってしまう。
善「…でも、さ。…華村さんって、
結構可愛いよな。肌白いしちっちゃいし
俺、告っちゃおうかなあ〜」
なぜか俺は、その言葉が不快に感じた。
炭「…あんまりそうやって女子を困らせるんじゃない」
善「嘘だけどぉ」
…いや、気のせいか。
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なみ(プロフ) - 沙良さん» 読んでいただきありがとうございます! (2020年4月4日 18時) (レス) id: 1f2780f391 (このIDを非表示/違反報告)
沙良 - この作品大好きです。後編も頑張って下さい! (2020年3月26日 15時) (レス) id: 00d3994dfc (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - あいすさん» おお!ありがとうございます!がんばります! (2020年3月18日 20時) (レス) id: 1f2780f391 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - 鳴海さん» 後編頑張りますねっ! (2020年3月18日 20時) (レス) id: 1f2780f391 (このIDを非表示/違反報告)
あいす - この作品大好きです!続編も頑張ってください! (2020年3月15日 17時) (レス) id: 3a45dfb233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみ | 作成日時:2019年11月22日 23時