姫と怪物42 ページ7
『…？』
長い間眠っていたような気がする。ここは…。
『エーミールの…館…？』
？「…おはようさん。目、覚めたんや」
豚の被り物をしている男？が私のベッドの横に腰掛ける。
『…君は…？』
？「…俺…は…。…トントンや。エミさんに頼まれて君の治療のお手伝いしとったんやけど、無事に目が覚めてよかった」
『トン…トン…』
その名前に聞き覚えがある。
…そうだ、エーミールの言っていた人間嫌いの…！
彼がどうして私を…
tn「…その顔、エミさんから聞いとるんやな。」
『…いや、その…』
tn「あー、ゾムや大先生みたいになんかする気はないから、身構えんでも大丈夫やで」
宥めるように優しい声色でそう言うと、トントンは私の頭を撫でる。
『…トントン…？これは…？』
tn「…いやあ、人間の成長って早いんやなあ…」
『…？それって…』
トントンに問いかけようとした瞬間扉が大きな音を立てて吹き飛んだ。
咄嗟にトントンが庇ってくれたこともあり何とか私は無傷だった。
『！？トントン…！大丈夫か…！？』
tn「え、いやこの場合まずは自分の心配やろ…。じゃなくて…おい！何してんねん！Aごと吹き飛んだらどうするつもりや！」
？「すまん！トントン！声が聞こえてん！！…A！目覚めたんか！」
派手な金色の髪をした男性は大きな声で私に語りかけるが、この人物に心当たりがない。
『ああ、先程…ところで君は…うっ…！』
名前を問おうとしたところ何かが横から私に飛びついて来た。
sha「A…！A…！！」
『シャ、シャオロン…！すまない、また…』
sha「お、俺…！俺が目離したんが悪いんや…！」
潤んだ瞳を見ると罪悪感が積もる。
『い、いや違うんだシャオロン私が迂闊だった！君には迷惑ばかりかけて…！そ、そうだ！何かまた私の話でよければ…』
sha「…いらん」
『い、いらない…！？私の話はもうつまらないか…！？そ、それとも他に何か…』
sha「話なんかいらんから、もう勝手に離れんといて…！いなくなって、またここが痛くなった！Aのせいや！」
『わ、私の！？す、すまない、では約束しよう…！』
tn「A！甘やかしたらあかん！俺達みたいのと簡単に約束なんてすな！」
？「そうやで！お前は相変わらず…」
『相変わらず…？そ、そうだ名前を…うっっ…！』
再び名前を聞こうとすると先程とは逆側から何かが飛びついてきた。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様、コメントいただきありがとうございます！あのシーンはずっと決めていたので気に入っていただけて光栄です。亀更新にはなりますが、今後ともよろしくお願いいたします！ (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - あまねさん» あまね様、コメントいただきありがとうございます。好きだなんて嬉しいです！今後とも楽しんでいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 風鈴になりたいさん» 風鈴になりたい様、コメントいただきありがとうございます！前から見ていただいて光栄です！私もあのシーンが好きなので、気に入っていただけて嬉しいです。更新ペースが下がってしまい申し訳ございませんが、気長にお付き合いいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ネクロ雪だるまを食べるさん» コメントいただきありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません…！個人的にはあそこはお気に入りなので気に入っていただけたら嬉しいです笑 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年7月21日 23時
