姫と怪物47 ページ12
『んー…いけないな…寝てばかりでしばらく外に出られていない。このままでは体も鈍りそうだ』
rbr「ええよええよ。俺の側にさえずっとおってくれたら。あとはぜーんぶ俺に任せてええんやで」
私のベッドに寄りかかりニコニコとご機嫌な様子のロボロ。
『む…親の方針でな。自分のことは自分でやらねば』
rbr「…側におるのは否定せんの？」
『否定する理由も特にないだろう？私の味方でいてくれている限り私は側にいるよ』
rbr「…そんなん言われたら期待してまうやん」
ベッドに顔を埋めてロボロはか細い声で呟く。
髪の間から覗く耳は赤く染まっていた。
rbr「なあ、女神様？」
『女神ではなくAだが…。何だ？』
rbr「あんな、俺、俺な？あんさんのこと、大事にするから」
『大事に…？もう随分と大切に扱ってもらっているぞ？』
rbr「そう？大事に出来てるならええけど。…でもな？チーノに攫われた時、大先生に殺されかけた時、俺がどんな気持ちやったかわかる？」
ロボロは悲しげに瞳を揺らす。
自分の不注意でこんなにも彼を傷つけていたとは。
rbr「いや、責めてるわけちゃうよ？…そんな悲しい顔せんといて」
そういうとロボロは遠慮がちに私の手に自分の手を重ねた。
rbr「あー…えっと、待って、俺ほんまに慣れてなくて、これは嫌やない…？」
『嫌ではないぞ。ただ、その少し恥ずかしいというか…すまない私もあまり異性との交流をしてこなかったもので…』
rbr 「え、そ、そうなん！？よかった…同じやね女神様。」
彼は嬉しそうに微笑む。不思議と触れられても嫌ではなかった。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様、コメントいただきありがとうございます！あのシーンはずっと決めていたので気に入っていただけて光栄です。亀更新にはなりますが、今後ともよろしくお願いいたします！ (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - あまねさん» あまね様、コメントいただきありがとうございます。好きだなんて嬉しいです！今後とも楽しんでいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 風鈴になりたいさん» 風鈴になりたい様、コメントいただきありがとうございます！前から見ていただいて光栄です！私もあのシーンが好きなので、気に入っていただけて嬉しいです。更新ペースが下がってしまい申し訳ございませんが、気長にお付き合いいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ネクロ雪だるまを食べるさん» コメントいただきありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません…！個人的にはあそこはお気に入りなので気に入っていただけたら嬉しいです笑 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年7月21日 23時
