姫と怪物46 ページ11
shp side
em「…と言うわけで、その節はお世話になりました」
shp「へえ、助かったんや。トントンさんまじで何でも作れるんやな」
エミさんが俺の元にあの女の無事を報告しに来た。
あの日トントンさんは人間の、あの女の血液を大量に作り出した。
あの人は「思い描いたもの」を作り出すことが出来る。
その能力に目をつけたエミさんが頼んでまさかとは思ったけど見事に大量の血液を作り出した。
何がすごいって、材料とかは何もいらんこと。それこそチートやろ。
em「それも驚いたんやけど、トントンさんが協力してくれたことが1番驚いたわ」
shp「あー、それは俺も思いました。…もしかしてエミさんなんか聞き出そうとしてます？」
em「…バレた？」
shp「いやバレるやろ、そんな下手くそな話の振り方したら」
em「下手やった！？慣れないことはするもんちゃうな。…そういえば大先生ってどうしてるか知っとる？」
shp「大先生はあのあと全員に袋叩きにされてから見てないですね。ﾀﾋんだんちゃいます？」
em「そ、そんな随分ドライやな…！まあ大先生のことやしそのうちまた会えるか。あ、じゃあ、チーノ君はどこにおるか知っとる？」
チーノ、チーノか。
そりゃ知ってますよ。あいつが今何をしてて、何のためにあの女をﾀﾋなせようとしたかまで、手に取るように。
em「…知っとるんやね」
shp「ええ、まあ。何やエミさん俺の頭の中でも見えてるんですか？」
em「そんな力があったら俺も苦労しないんやけど…。教えてもらえんかな、チーノ君のこと」
shp「…タダで情報を渡す気はないですね。俺今十分すぎるくらいにエミさん達に貸しあると思いますけど」
em「あ、そうやトントンさんから伝言で【チーノの居場所を教えてくれるんやったらショッピ君が欲しがってた人間の乗り物？作ったるよ】とのことでした」
shp「チーノならここから東に行ったところに恐らくいます。あいつ、森を抜けてしばらく向こうにある国の人間と最近絡んでるらしくて。そいつに言われてあの女を自然にﾀﾋなせようとしたみたいです。いやあ、けしからんなあいつはほんまに！」
em「全部教えてくれるんやね！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様、コメントいただきありがとうございます！あのシーンはずっと決めていたので気に入っていただけて光栄です。亀更新にはなりますが、今後ともよろしくお願いいたします！ (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - あまねさん» あまね様、コメントいただきありがとうございます。好きだなんて嬉しいです！今後とも楽しんでいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 風鈴になりたいさん» 風鈴になりたい様、コメントいただきありがとうございます！前から見ていただいて光栄です！私もあのシーンが好きなので、気に入っていただけて嬉しいです。更新ペースが下がってしまい申し訳ございませんが、気長にお付き合いいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ネクロ雪だるまを食べるさん» コメントいただきありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません…！個人的にはあそこはお気に入りなので気に入っていただけたら嬉しいです笑 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年7月21日 23時
