【ヒロアカ】ウチのヒーローアカデミア！第2章！ (ページ36)

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第54話・譲らぬ戦いの決着！ページ36

楽しい！楽しい！楽しい!!

色々な技でかっちゃんを攻めまくるが、その度にかっちゃんはこちらの弱点や隙をついて攻撃をしてくる。

体の一部を獣の手に変化させてかっちゃんを捕まえようとするが、掌の爆破で軌道修正されて躱される。

「(埒が明かない…流石かっちゃん、隙がほとんど見当たらない…！)」

『かれこれ10分以上は戦ってるがお互い一歩も引かず！』

「(手が痺れてきやがった…あと大技一発が限界だ…！)」

「(体力、ヤッヴェーな…あと大技一発でおわりだな…！)」

二人は同じことを思っていた。お互い一度距離を取り、出方を窺う。

「(すぅ…はぁ…)…かっちゃん、これでお互い最後にしたいね」

「フン、奇遇だな俺もいい加減終わらせようと思ってたんだよ」

…使うのは久し振りだな。

「いいか ×××」

「カカシ先生も執拗いなあ…わかってますって」

「話はちゃーんと聞きなさい…いいか？サスケにも言ったが、この技は併用して使わなきゃ身を滅ぼすことになる。そして、この技は─────」

「知ってますって」

「…ま、サスケは色々心配だがお前なら大丈夫か」

「サスケの信用度の低さ…(汗)」

　丑卯申

バチッバチチッチチッバチチチ…！

「(更に、力を集約させる…！)」

チッチッチチッチチチチチチ!!

鳥の鳴く様な音が会場を包む。青白い雷(イカヅチ)が、右手に宿った。

タッタッタッタッタタタタタタタタタ!!!

『これで最後だあっ!!!』

走り出して、ウチは右手を前へと突き出す。

かっちゃんは爆破で体を回転させ、まるで砲弾の様な速さで突っ込んでくる！

「「これで終いだ/終わりだ!!!」」

榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)！！

真(シン)・千鳥(チドリ)！！

閃光が会場を照らしたあと、凄まじい爆発音が会場全員の鼓膜を盛大に揺らし、衝撃が体を駆け抜けた。

『…ほんっとよォ…お前のクラス何なん…』

緑谷戦と比にならない爆発と砂塵。本日何度目かの爆発とツッコミ。ほんとそれなって思うほどの連続激戦。

「ゲホッゲホゲホ…！」

「(ぷるぷる、ぷるぷる)う、腕が…足が…取り敢えず、全身色々限っ界…！」

『ハァァァアアア?!!あの爆発耐えたの?!!マジで？！』

かっちゃんもウチもギリで立ってる。

でも、もぅこれ以上は…。

ミッドナイトが舞台に駆け寄り……勝者を宣言する。

「勝者─────……」

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