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第47話・君の力じゃないか ページ27

 
観戦途中で切島が戻ってきた。切島は「強烈な範囲攻撃ポンポン出してくる」って言って難しそうな顔をしている。

「ポンポンじゃねえよ ナメんな」

その発言にかっちゃんが反応した。

「筋肉繊維酷使すりゃ筋繊維が切れるし 走り続けりゃ息切れる。"個性"だって身体機能だ 奴にも何らかの"限度"はあるハズだろ」

「考えりゃそりゃそっか…じゃあ緑谷は瞬殺マンの轟に…」

「耐久戦ってトコだね」

『轟 緑谷のパワーに怯むことなく近接へ!!』


ブワッ!!

ドォォオオォオ…!!


いっちゃんが足の氷結を引き剥がす為に左腕全体にワン・フォー・オールを纏い、氷結を吹き飛ばす…が、左腕が赤紫色へと変色し、ダラりと力なく肩からぶら下がるだけとなってしまった。

「うわ、緑谷の腕が…あれ大丈夫じゃないよな」

「(…でも、思ったほどぐっちゃにはなってない…アニメじゃ随分エグいことになってたけど、指先は僅かに動かせてるし)」

遠目からだと細かい所まではわかんないけど、原作よりはまとも(?)だと思う…多分だけど。


SMASH!


「! えっ」

原作ではもう少しあとだったのに、ここでいっちゃんが轟に急接近して腹に一発入れた。

「緑谷すっげえ!腕とか指がバッキバキだってのに攻撃なんてよ!」

いっちゃんは轟の弱点を暴いたのか、好機とばかりに果敢に突っ込んで行く。

「皆、本気でやってる!勝って…目標に近づく為に…っ、一番になる為に!

半分(・・)の力で勝つ!?まだ僕は君に傷一つつけられちゃいないぞ!」


ゴキャッ、グチッ!


生々しい音がやけによく響く。

全力でかかって来い!!

「っ、………イラつくな……!」

轟も走って近づくが、体の動きが鈍くていっちゃんに先制を取られてしまう。

「(動きが鈍い!体に霜が降りてからだ…!
恐らく俺の威力上限と違ってゲームのMPみてぇなもん………しょう油顔の時の「規模」がおよそ最大限か…!?)」

「(でもそれは左側の"熱"を使えば解決出来る……今も氷結を出してるけど、さっきみたいに威力もスピードも弱まってる)」


SMASH!!


手が握れなくなったいっちゃんは、口に親指を引っ掛けてスマッシュをする。


「僕が勝つ!! 君を超えて!!」


ドゴ!


「(───俺は─…) 俺は、親父を──…」



「違うよ……」

その"個性"(チカラ)は…









君の!力じゃないか!!


.

第48話・轟焦凍:オリジン→←第46話・寝過ごした時の絶望感ってヤバイよね( ˙-˙ )



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レキ(プロフ) - 蜜柑さん» Σ気付きませんでした!ありがとうございます! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 3025ce4ccb (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 万屋が八百万になってます (2019年2月13日 16時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - レキさん» な ん と な く 分 か り ま す ! (2018年12月6日 19時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - フェニックスさん» Σ?! 直 し た と 思 っ た ら 戻 っ て た Σ(゚д゚lll) (2018年12月6日 19時) (レス) id: 8411feb197 (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - 長馴染になってる!「幼馴染(おさななじみ)」ですよ?! (2018年12月6日 17時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レキ | 作成日時:2018年10月19日 0時

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