【ヒロアカ】ウチのヒーローアカデミア！第2章！ (ページ21)

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第43話・二回戦進出！ページ21

　
『IYAHA！緒戦にしちゃ地味な戦いだったが!!とりあえず両者の健闘を称えてクラップユアハンズ!!』

Clap Clap Clap！Clap Clap Clap…！

少し間を置き、次の選手が登場する。瀬呂と轟だ。

瀬呂は開始と同時にテープを巻き付けて場外を狙った。

「悪ィな」

「───これはまずい」

キィン…！

大氷壁が眼前まで迫っていた。

ほんの一瞬で、会場の半分を覆ってしまうような大氷壁だ。

「っぶな、規模デカすぎでしょこれ」

「った、助かった…！」

「Aちゃん、すごい…」

「あのお兄さんすごいね…一瞬でこれだけ大規模な氷魔法を…！」

「いきなり喚びだしたと思ったら…何だこれ」

「弱い奴に用はないんだけど…(ニコリ)」

とっさに召喚したアラジンとジュダルに大掛かりな防壁魔法(ボルグ)を展開させ、神威に防壁魔法を抜けてきた分を叩き壊して屋外に吹っ飛ばしてもらい、ウチも防壁魔法…障壁を展開して身を守った。

…神威発言が物騒なんだけど？

「(汗)あーびっくりした別に斬り刻んでも良かったけど破片が周りに飛ぶから…防ぎました」

召喚魔法を解除して、周囲の氷を溶かしに掛かった。

「炎魔法・焔灯し"鬼火"」

右の掌を口元に持ってきてフゥっと息を吹きかける。

すると青い鬼火が次々に生まれ、周囲の氷を溶かし始める。鬼火達は楽しんでいるのか、あちらこちらへふよふよ飛んだり、くるりくるりと回ったりして踊っているかのようだ。

「こらこら、遊ぶのはあとで(パンパンッ)」

柏手を二回程打ち、鬼火達に氷を溶かすのに集中させ、ものの数分でほとんどの氷を溶かすことが出来た。

「すっげえ…あんだけあった氷が全部なくなった！」

「ねえねえ！今の何?!さっきの火の玉かわいかったね！」

「とても幻想的だったわ(ケロケロ)」

結構女子達に好評だった。また今度だしてみっか。

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