【ヒロアカ】ウチのヒーローアカデミア！第2章！ (ページ23)

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「…荊ならシャーロットさんの方がもっと凄かった！」

翼を大きく広げ、ツルが届かない距離まで上空へと飛んでいく。

『A組ヴァルナ！舞台からどんどん離れていく!!どこまで行く気だ?!』

『そこまで離れるつもりはねえだろ』

観客席の…うーんと、一番上よりも少し高い位置で滞空し、右手を空に掲げる。

「"詠え詠え駒鳥の様に伝え伝えその言ノ葉を鈴音の様に奏で水の如く届け給え"」

ォォオオォオォォォォオオオォオオ…！

『どこからともなく轟音が聞こえてくる！何する気だヴァルナ?!』

「観客席の方々ご注意くださいねー！

吹き荒れろ "シルフの戯れ(ウェントゥスルードゥス)"！」

右手を振り下ろすと、ターゲットに向かって凄まじい風の奔流と轟音が襲いかかる。

ゴオォォォオォォ

オオォオオオオ!!!

この魔法は感情やら体調によって威力が変わるけど、広範囲の攻撃が出来る。

「ただし味方いる時はあんま使えないんだよね。
威力がデカいと味方も巻き込んじゃうことになるし」今回は使ったけど

土煙で見えなくなった視界が晴れてくる。

やりすぎた感が否めないな…(汗)。

コンクリのドームに避難していたミッドナイト先生が顔を覗かせた。

「…塩崎さん場外!!ヴァルナさん二回戦進出!!」

ワアアァァァァアアァァ…!!!

下に降りて手を差し出す。

「私の完敗です…次の試合も頑張ってください(にこ)」

「いい勝負だった！ありがとう塩崎さん！」

純白の翼を広げるヴァルナ、手を引かれ起き上がる塩崎、雲間から覗く天使の梯子(エンジェルラダー)。

その二人の姿は神々しく、しばらく生徒&教師…プロヒーローの間で話題になったとか…。

((パシャパシャパシャパシャ…))
(いつまで撮ってんだ(げしっ))
(Σイッデェ！だってめっちゃ絵になってんだもん！取らなきゃ損だろイレイザー！)
(いい歳こいた大人が"もん"とか言うな)
(観客席の奴らも撮ってんぞ！(ビシッ))
((見渡す)………ハァ)←疲れた

※ちなみに相澤先生も一枚だけ撮ってた。

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