私の思いつき小説集！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】【NARUTO】【文豪ストレイドッグス】【カゲロウデイズ】

鬼は鬼でも鬼神です【鬼滅の刃×鬼灯の冷徹】 ページ10

あの世には天国と地獄がある。


現世で善い行いをすれば天国…"桃源郷"行きとなり、悪い行いをすれば地獄で裁判を受け"八大地獄"か"八寒地獄"で責め苦を受ける事になる。


そんな地獄を纏め上げているのは我々ご存知の"閻魔大王"…それと、第一補佐官"鬼灯"と呼ばれる鬼神である。

地獄は何時も人手不足で悩まされているのだが、ここ千年の間に亡者の数が倍以上に増え、地獄の代表閻魔大王然り、補佐官である鬼灯も徹夜続きとなっている。

お陰で亀みたいなツリ目の鬼灯は更に輪を掛けて目付きが悪くなり、桃源郷の"極楽満月"で働いている"桃太郎"は彼を視界に入れた途端あまりの恐ろしさに書類と荷物(卸した薬)を放り投げて逃げ出すレベルで恐ろしかった。

更に言えばEU地獄の統括者サタンとベルゼブブも失神する位である。そこらの悪魔も素足で逃げ出す。

もはやどちらが悪人(？)なのかわからなくなるレベルでヤバイ。

このままでは肉体的にも(主に精神面だが)非常によろしくない。


ので、持ちうる権利やら何やらをフル活用した鬼灯は閻魔大王のとある剣士のビザ(物理的に脅してゲッチュ)を得て現世へと降臨したのだった。





「さぁて、早速行きましょうか」

「…日本も随分豊かになりましたね」

ほっかむりに笠を身に付け何時もの着流しを纏う鬼灯と、どこか侍を思わす和装に刀を一振り差し、刀を隠す様に羽織を纏い般若面を付けた青年が現世へとやって来た。









　





この青年、名を"継国縁壱(つぎくによりいち)という。





細胞レベルでのトラウマ確実最強剣士があの世より舞い戻ったのを、無惨はまだ知らない。





★無惨様超逃げて───！！！



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