第五十話−京都姉妹校交流会・其ノ漆− ページ50
・・・・・・
建物の中へと追いやられ、私達はひたすらあの喋る特級呪霊から逃げて行く。
「(狭い室内じゃ術式使えないって(泣)!お披露目何時までも出来ないんだけどお!!)」
狗巻先輩が呪言で足止め、その隙に呪霊に攻撃。どうにかそのスタンスを取り続けて逃げ回っているけど、何時この均衡が崩れるか分かんない。
……あ゙ーもー!ケータイさえブッ壊されなきゃなっ!!
「赤血操術「
「
掌に閉じ込めた血を指先の隙間から顔面めがけて一気に放つ。
接近戦なら天沼矛で斬れるんだけど…特級呪霊を相手にはキツいか…?
「ぐぬぬ…接近戦なら天沼矛で斬れんのに…」
「(天沼矛…特級呪具を持ってたのか)
虎杖の妹だったか?オマエの実力じゃアレ相手に接近戦は分が悪い 命を捨てる様なものだ」
「…人のお兄ちゃん殺そうとした人に言われたくないんスけど」
「……今はともかく、学長との合流が優先だ」
何とか外へと飛び出し、距離を取ってもう一度対峙する。
…このくらいの距離なら、使えるかもしれない。
「狗巻先輩、もう一度だけ 一瞬でいいんでアイツを止めれますか?」
「じゃげ」
「えと…加茂さん、もう少し離れて下さい」
「?何をするつもりだ」
「上手くいけば アイツを足止めできます」
加茂さんよりも少し前へと出て、両手の人差し指と親指合わせて丸の形を作る。
「(あの娘 何かするつもりか?)」
何か感じ取ったのか、追撃の手を止めて様子を伺う。
五条先生が教えてくれた、私だけの呪術。
「───虚構呪術」
どうか、成功してくれよ…!
「術式虚空…「
.
続編絶賛作成中!
出来上がり次第載せますね!
386人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レキ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!すみません(汗)変換機能の事を忘れてうっかりそのまま書いちゃってました…直しておきます!! (2021年2月24日 20時) (レス) id: 86fe443189 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 13ページ 悠久の"悠"に"歌"で とありますが、名前変換出来るのに書かれると可笑しな事になりませんか?? この場合どちらかと言うと名前固定した方がしっくりきます。 (2021年2月18日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 畢竟無さん» コメントありがとうございます!あともう少しで続編書けますので!もう暫しお待ち下さい!! (2020年7月15日 13時) (レス) id: 3dee18d2c3 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新楽しみにしてます! (2020年7月15日 12時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです!!私も姉妹交流会の話が好きなので頑張りますね!! (2020年6月23日 5時) (レス) id: 2b56840397 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レキ | 作成日時:2020年2月20日 6時