第四十八話−京都姉妹校交流会・其ノ伍− ページ48
・・・・・・
ガサガサッ
ダンッ ダダダダダダ…!!
ドドドドドド…!!
走る走る。そりゃあもう命懸けで、森の中を脱兎の如く駆け抜けて行く。
後ろには人外の呪霊(にしては気配がちょっとアレ)が操る木の根が蛇みたいにうねって突き刺して殺そうと迫って来る。
走って行けば、私達がさっきまでいた場所とは違う建物がある開けた場所に辿り着く。狗巻先輩が呪言で勢いを止め、その隙に四階建ての建物を駆け上り屋根の上へと逃走する。
「こんなに、動かれちゃ…術式が上手く使え、ないっ!!」
「《避けろ》」
私が立っていた場所に穴が空き、さっきとは比べ物にならない大量の根が波の様に襲いかかって来た。
「狗巻先輩!?虎杖!?」
下から声が聞こえた。見ると、そこには伏黒と京都校の人がいた。戦ってる最中だったらしい。
「《逃げろ》」
呪言で二人を攻撃から回避させる。
木の根の勢いが少し治まったので、私は狗巻先輩と一緒に下へと降り、二人と合流した。
「!空が…何で"帳"が…?!」
「何故高専に呪霊がいる」
「帳もその呪霊と組んでる呪詛師のです」
以前に五条先生を襲ったという特級呪霊の一人、少し対峙していたけど、本気でヤバい奴だ。私じゃ絶対に勝てない相手。
「ツナマヨ」
「ですよね、早く五条先生に連絡しないと…」
「ちょっ…と待て 君は彼が何を言っているのか分かるのか?」
「今ンな事どーでもいいでしょ!」つか、誰です
「相手は「領域」を使うかもしれません 距離を取って五条先生の所まで後退───」
音も無く、特級呪霊が京都校の人(名前ホント何?)の背後に現れる。
伏黒と私の携帯が破壊され、狗巻先輩が再び呪言で動きを止めて京都校の人が血液パックを取り出してその血液で攻撃する。
血液を操る呪術なのかな?
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レキ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!すみません(汗)変換機能の事を忘れてうっかりそのまま書いちゃってました…直しておきます!! (2021年2月24日 20時) (レス) id: 86fe443189 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 13ページ 悠久の"悠"に"歌"で とありますが、名前変換出来るのに書かれると可笑しな事になりませんか?? この場合どちらかと言うと名前固定した方がしっくりきます。 (2021年2月18日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 畢竟無さん» コメントありがとうございます!あともう少しで続編書けますので!もう暫しお待ち下さい!! (2020年7月15日 13時) (レス) id: 3dee18d2c3 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新楽しみにしてます! (2020年7月15日 12時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです!!私も姉妹交流会の話が好きなので頑張りますね!! (2020年6月23日 5時) (レス) id: 2b56840397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レキ | 作成日時:2020年2月20日 6時