とある少女の呪術奇譚【呪術廻戦】

第二十話−鉄骨娘と始まり・其ノ弐− ページ20

　
　
もぐもぐもぐもぐ……



「…スカウトマンに自分から声かけに行くの初めて見たかも」スゴイなー

「今からアレに話しかけんの？

ちょっと恥ずかしいなぁ」

「オメェもだよ(苛)」

「おーい コッチコッチ」

綺麗な茶髪の短い髪を靡かせやって来たのは気の強そうな可愛らしい女の子。私よりも背が高い。

「釘崎野薔薇 喜べ男子両手に花よ」

「俺 虎杖悠仁 仙台から」

「伏黒恵」

「私は虎杖悠歌！一緒にがんばろうね野薔薇ちゃん！」

「何この子反応可愛いんだけど(こっちこそよろしく)」

「野薔薇 声逆になってる」

少し伏黒とゆーじの顔を見るとため息ついてたけどどうしたんだろ？

伏黒がどこかへ行くのか五条先生に尋ねると、おのぼりさんが3人もいるという事で、東京観光に行くと言う。

その言葉に伏黒は引き気味に｢えﾞ｣と言い、ゆーじと野薔薇ちゃんは"パァァァァ"と顔を明るくさせる。

「TDL(ﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾗﾝﾄﾞ) TDL行きたい！！」

「バッカ TDLは千葉だろ！！中華街にしよ先生！！」

「中華街だって横浜だろ(怒)！！」

「横浜は東京だろ(怒)！！」

「横浜って文ストの聖地だよね」←ファン
あと横浜は神奈川だよ

「(コイツ漫画好きなのか…)」←知ってた

行き先発表を告げる為に五条先生が｢静まれ｣と一言発すると、ゆーじと野薔薇ちゃんはまるで神託でも授かる様に片膝を着いて至極真面目な動作で発表を待つ。

たっぷりと間を開けると、五条先生は行き先を告げる。

「六本木(キリッ)」

"キラーン"と効果音でも着きそうな雰囲気(？)で、五条先生は楽しそうに笑った。



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