第十七話−自分のために・其ノ参− ページ17
少し考える為に黙考しているが、その間に人形の攻撃は来なかった。
「─────最初は、おじいちゃんが言ってたから」
口に出せば纏まりやすいと思って、今まで思った事を口に出していく。
「"人を助けろ"って言って……でも、助けるには…守るには…力が必要になる……」
でも、その"力"はあまりにも選択肢がなかった。
呪いと対峙して、ゆーじと伏黒を助けるどころか、却って二人を危険に晒した。
力を身に付けて、どうしたい?
ゆーじが殺されると思った時、私は何を思っていた?
「私は………私は、後悔を残した選択をしたくない。
だから、私は強くなって知らない誰かを助けられるくらいに 自分自身の"後悔を残さない選択"をする。
その為に呪術高専にやって来た」
これが私の答え。
一泊間を空けると、学長さんは少し笑うと「合格だ」と言い、「ようこそ呪術高専へ」と言った。
・・・・・・
寮へと案内され、荷解きを始める。
と言っても、そんな大した量はないから直ぐに片付けは終わった。ゆーじと同室じゃないのはちょっと寂しいけど…仕方ないか。
ゆーじの部屋に行こうと廊下に出ると、ゆーじの隣の部屋から伏黒が出て来た。お隣だったんか。
「伏黒!怪我もう平気なの?」
「平気だ…つーか、空室なら他にいくらでもあったでしょ」
「だって賑やかな方がいいでしょ?」よかれと思って
「授業と任務で充分です」ありがた迷惑
「私は伏黒といつも会えるの嬉しいよ?」
そう言ったら何とも言えない様な顔をされた。何故だ。
「まっ!いいっしょ!それより明日はお出かけだよ!
4人目の一年生を迎えに行きます」
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レキ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!すみません(汗)変換機能の事を忘れてうっかりそのまま書いちゃってました…直しておきます!! (2021年2月24日 20時) (レス) id: 86fe443189 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 13ページ 悠久の"悠"に"歌"で とありますが、名前変換出来るのに書かれると可笑しな事になりませんか?? この場合どちらかと言うと名前固定した方がしっくりきます。 (2021年2月18日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 畢竟無さん» コメントありがとうございます!あともう少しで続編書けますので!もう暫しお待ち下さい!! (2020年7月15日 13時) (レス) id: 3dee18d2c3 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新楽しみにしてます! (2020年7月15日 12時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです!!私も姉妹交流会の話が好きなので頑張りますね!! (2020年6月23日 5時) (レス) id: 2b56840397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レキ | 作成日時:2020年2月20日 6時