第十一話−秘匿死刑・其ノ弐− ページ11
思わずジト目になってチラッと伏黒を見る。
伏黒は半目になってて顳顬に血管がくっきりと浮かび上がっていた。
「……なんか、ごめんね」
「……いや、あの反応は当然だ」
さっきまでの怒りはどこかへと吹き飛び謝罪をすると、伏黒は特にこれといった反応はせず私の行動を責めたりはしなかった。
目の前では言葉通り最強(?)と自称する目隠しの人が優位に立って戦っている。
……一発ぶん殴っても文句ないよね。よし、やれゆーじ。二発くらいぶん殴っちゃえ。←
しかし、10秒経ってしまい一発も当たらずにスクナはゆーじの中へと引っ込み戻った。
「………チッ」
「(コイツ舌打ちしやがった)」気持ちは分かるが
「驚いた 本当に制御出来てるよ」
「でもちょっとうるせーんだよな(ガンガン)」
アイツの声がする
「それで済んでるのが奇跡だよ」
そう言ってゆーじに近付き、指をトンッと額に当てると気絶させた。
「ゆーじに何してんだよ不審者」
殴る事はせず、その人からゆーじを引ったくって抱きしめて距離を取る。この人怪し過ぎるし…。
「不審者じゃないから。もしその子が目覚めた時に宿儺に体を奪われてなかったら…その子には器の可能性がある」
何の話だ?
こっちの疑問をよそに、ポンポンと話は進んでいき何故かこの人達がゆーじを預かる様な流れになる。
「……嫌だよ、アンタ達ゆーじを殺すつもりなんでしょ 絶対にゆーじは渡さない」
これ以上、私の家族を奪われてたまるか。
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レキ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!すみません(汗)変換機能の事を忘れてうっかりそのまま書いちゃってました…直しておきます!! (2021年2月24日 20時) (レス) id: 86fe443189 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 13ページ 悠久の"悠"に"歌"で とありますが、名前変換出来るのに書かれると可笑しな事になりませんか?? この場合どちらかと言うと名前固定した方がしっくりきます。 (2021年2月18日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 畢竟無さん» コメントありがとうございます!あともう少しで続編書けますので!もう暫しお待ち下さい!! (2020年7月15日 13時) (レス) id: 3dee18d2c3 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!更新楽しみにしてます! (2020年7月15日 12時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです!!私も姉妹交流会の話が好きなので頑張りますね!! (2020年6月23日 5時) (レス) id: 2b56840397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レキ | 作成日時:2020年2月20日 6時