第19話・エマージェンシー！ ページ36
──お昼 LUNCHLUSHのメシ処
「(もぐもぐ…ごくん)うまうま…オムライス超ふわふわ最高」
「好きなのか？」
「うん 大好き」
お昼、轟と一緒に食堂にいる。なんかダメもとで誘ったら普通にオッケーしてくれた。
「轟は蕎麦が一番好きなんだねえ」
「ああ 温かくないやつが一番好きだ」
温かくない(笑)て、可愛いな言い方。
「なんで一番好きだってわかったんだ？」
ふと疑問に思ったらしい轟が無表情なまま聞いてくる。
「ん？(もぐもぐ)普段より表情筋が緩んでるからかな」
「？ そうか」
特に何か言う訳ではなく、視線を再び蕎麦に戻してズルズル食べ始めた。
よく見りゃ結構わかりやすい(？)んだけどなあ…。
なんて思いながら残りのオムライスを口に運ぼうとしたその時、突如けたたましくサイレンが鳴り響く。
びっくりしてスプーンを落とした。
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください』
「セキュリティ3？」
轟は頭に？を浮かべるが、何か危険なことが起きたのだと思い、避難をしようと立ち上がる。
「おい、ひとまずここを…」
離れよう。と、言いかけるがAが動かないことに気づき中途半端に浮いた腰を下ろす。
「？ ヴァルナ……！」
よく見ると、心無しか顔色が少し悪い。
両手も固く握りしめており、冷や汗もかいている。
こういう時、轟はどうすればいいのかわからなかった。
ので、暫し思案し考えた結果、轟はあることを行動に移することにした。
「……ほ？(きょとん)」
「落ち着いたか？(ポンポンっ)」
気づけばAは轟の腕の中に収まっていた。
体の右半分が暖かく、背中を一定のリズムで優しく叩き、心音が頭にころころ響く。
「なんかの本かテレビでこうすると人間は落ち着くってのってたんだが…」
落ち着いたか？
今朝同様にコテっと首を傾けて尋ねてきた轟。
……天然って怖ぇ(汗)。
「おぅふ…うん、落ち着いた 超落ち着いた？ッスよとどろん」
「(とどろん？)そうか」
(…えーと(汗)轟殿？落ち着いたしサイレン止みましたぜ？)
(ああ、そうだな)
((…周りの目が超痛ぇ((汗))特に女子からの視線超怖ぇ((汗))))
((…サイズが丁度良いな(ポンポンっ)))
((誰か(色んな意味で)助けて───!!!))
((((あのイケメンの周りに花飛んでる!!))))
周りは結構癒された様だ。
.
第20話・U S J ！U S J ！(なんか違う気がする)→←・3ページ
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すずねこ - きぃさん、たぶんそれはかっちゃん達のムスコ(男根)をひきちじると言う意味かと、、、 (2022年4月11日 19時) (
レス) @page39 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 話、とても面白いです。ところで、女の子の刑って何ですか?どうしても気になってしまって・・・もしよければどんなものか教えてください (2019年7月21日 9時) (レス) id: 88eb3a9dfa (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ好き(プロフ) - こんにちは突然でスマセン!もしかして文スト好きですか! (2019年6月6日 21時) (レス) id: 7a5c89f175 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！まほよめが好きなのでちょこっと登場させてみました！エアリエルとか可愛いです(笑) (2019年2月26日 22時) (レス) id: 3025ce4ccb (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - もしかして、まほよめのキャラですか？私もまほよめ大好きです！ (2019年2月21日 2時) (レス) id: f8aa0f20cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2018年8月21日 11時
