第17話・幼馴染だからわかるんだよ ページ32
無事に(？)好評も終了して放課後を迎えた。
「ヴァルナー！皆で訓練の反省会すんだけどよ 一緒にやんね!?」
「あー、今日はちょっと用があるから…」
切島がせっかく声を掛けてくれたけど！かっちゃんがちょっーと心配だからスマン。
かっちゃんは皆の制止の声を聞かずに教室を出て行ったので少し急いであとを追いかける。早く行かないといっちゃんが来ちゃうもんね。
「っと、追いついた追いついた…
おーい、一緒に帰ろうかっちゃん(タッタッタッ)」
「………」
無反応。ま、そりゃそうだわな。今まで格下だと思ってた相手に"追いつかれていた"なんて、思ってもみなかったんだろうし。
黙ったまま外に出て、少し歩いたところでいっちゃんが来た。
かっちゃんとウチの名前を呼んだので立ち止まった。
原作じゃあかっちゃんだけじゃなかった？
「これだけは、二人には言わなきゃいけないと思って…！
───人から授かった"個性"なんだ」
いっちゃんの話は続くが、かっちゃんは暗い顔を少しあげて、｢!?｣と意味がわかんないって反応をする。
「…何だそりゃ…？借りモノ…？わけわかんねえ事言って…これ以上コケにしてどうするつもりだ……なあ!?」
プライドなんてさっきの訓練でズッタボロ。氷の奴、ポニーテールの言うこと、思ってしまった、全て納得してしまった。
「こっからだ!!俺は…!!こっから…!!いいか!?
俺はここで一番に
競争心、闘争心に、導火線に火がついた。
涙も悔しさも、全部全部飲み込んで、更に向こうへ。
「いっちゃん、
いつだって"Plus ultra(更に向こうへ)!!"だから(ニッ)」
「！、僕は必ず超えてみせるよAちゃん！」
ヒラヒラと手を振ってかっちゃんと一緒に学校をあとにする。
「(…あ、そいや結局オールマイト来なかったな…ウチの所為か？(汗))」
「…オイ、A」
「はいはい どした？」
「……俺はお前にも負けねェからな おめェもデクも全員をブッ殺して、俺がここで一番になる」
「望むところだよ勝己 ウチもここで一番を目指す」
夕焼けが滲む空に光った少しの涙。
それは新たな決意の証。
(あとテメェ、あの訓練ふざけ過ぎだろが)
(元気でたっしょ(笑))
(………)
(受けた？受けた？)
(…チッ)
(そりゃよかった！(笑))
(何も言ってねェだろクソが!!)
.
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すずねこ - きぃさん、たぶんそれはかっちゃん達のムスコ(男根)をひきちじると言う意味かと、、、 (2022年4月11日 19時) (
レス) @page39 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 話、とても面白いです。ところで、女の子の刑って何ですか?どうしても気になってしまって・・・もしよければどんなものか教えてください (2019年7月21日 9時) (レス) id: 88eb3a9dfa (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ好き(プロフ) - こんにちは突然でスマセン!もしかして文スト好きですか! (2019年6月6日 21時) (レス) id: 7a5c89f175 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！まほよめが好きなのでちょこっと登場させてみました！エアリエルとか可愛いです(笑) (2019年2月26日 22時) (レス) id: 3025ce4ccb (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - もしかして、まほよめのキャラですか？私もまほよめ大好きです！ (2019年2月21日 2時) (レス) id: f8aa0f20cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2018年8月21日 11時
