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イスからヒョイと降りたのはネズミ(？)…ではあるが、この雄英高校の校長である。
"個性"「ハイスペック」
"人間以上の頭脳"という"個性"が発現した動物であり、世界的にも例を見ない唯一無二の存在だ。
「(複数"個性"の持ち主…)」
少女の映る画面を見詰めているのは、ひとりのヒーローだ。
痩せ細った体に、暗闇でも輝く青い目を持つ、現在NO.1の地位を所有している"オールマイト"である。
"個性"の複数持ち…そう聞き、少女を見た彼は驚いていた。何故なら、少女をヘドロ事件の時に見ていたからだ。
「そうだね、一人分の枠をひとつ追加しようかな！」
「 ！ 校長、定員数は合わせて36名ですよ」
「ひとつ位なら問題はないさ」
なにやら話が進み、少女一人分の枠を追加するそうだ。
「彼女の"個性"なのか、それとも
それは試験で証明されてるだろう？なら問題はないさ！」
受け持ちは…そうだね…と、腕を組んで暫し思案顔になるが、それも数秒で終わった。
「相澤くん！受け持ちは君に任せるよ！」
「……わかりました」
無造作に髪と髭を生やした男…｢相澤くん｣と呼ばれた男性は、チラリと校長に顔を向けて了解の返事をした。
「(名前、A・ヴァルナ、"個性"「魔法」。
父親は8年前に病死、母親は4年前の立てこもり事件の人質となって死亡…)」
父親は6歳の時に亡くし、母親は10歳の時に起きた立てこもり事件に巻き込まれ死亡…。それ以降は親戚が代わりに世話をしていたが、中学一年の時に一人暮らしを始めたらしい。
「見て消太 ひざし！可愛いでしょう？」
「…お前に似てるな」
「HEY!キュートなガールだな！」
「でしょ(笑)？特に目なんか似てない？！」
「そうだな…よく似てるな」
「Aも同じ赤目なんだなー」
「抱っこしてみる？」
「…(汗)遠慮する」
「なら俺が「「お前/ひざしは騒がしいからダメ」」」
「二人揃って酷くねェか？！」
「(アイツの子供か……ま、一応
父親は兎も角、母親の事件は少女の心に深い爪痕を残しているだろう。
───もしかしたら、恨んでいたりするかもしれない。
「(…今年は忙しくなりそうだ)」
相澤くんもとい、"相澤消太"はひとり心の中でそうごちていた。
.
第10話・テストは結果待ちが一番辛い→←第9話・彼女は"個性"に愛されたのか？
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すずねこ - きぃさん、たぶんそれはかっちゃん達のムスコ(男根)をひきちじると言う意味かと、、、 (2022年4月11日 19時) (
レス) @page39 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 話、とても面白いです。ところで、女の子の刑って何ですか?どうしても気になってしまって・・・もしよければどんなものか教えてください (2019年7月21日 9時) (レス) id: 88eb3a9dfa (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ好き(プロフ) - こんにちは突然でスマセン!もしかして文スト好きですか! (2019年6月6日 21時) (レス) id: 7a5c89f175 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！まほよめが好きなのでちょこっと登場させてみました！エアリエルとか可愛いです(笑) (2019年2月26日 22時) (レス) id: 3025ce4ccb (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - もしかして、まほよめのキャラですか？私もまほよめ大好きです！ (2019年2月21日 2時) (レス) id: f8aa0f20cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2018年8月21日 11時
