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第1話・非日常から非日常へ ページ3

今日も今日とて、地獄で亡者をシバいて追いかけシバいて追いかけを繰り返していたのだが……急遽鬼灯様に呼ばれた。

何かやったけな…Σはっ!まさか期間限定のジャンボイチゴパフェ(お持ち帰り用)を食べたのがバレたか?!

「ヤバ……これ死んだ…死んだわ…(汗)

(ボソッ)こうなったら閻魔大王に擦りつけるしか…!」

「Σ本人の前で濡れ衣着せようとしないでよ!
てゆうか、鬼灯君のイチゴパフェ食べたのAちゃんだったの?!」

「死んだも何も、貴女はもう死んでるでしょう」

「( ˙-˙ )」

あ、死んだ(物理的に)。

「それと、今日呼んだのはその事ではありません」

あ、食べたの知ってたの(汗)。

半分呆れられた顔をされたが、すぐにいつも通りの表情になった。

「今日貴女を呼んだのは"転生"してもらう為です」

「……………………はい?」

「手続きはこちらで済んでいます。元々亡者の中でもかなり特殊なので無事に転生出来るかわかりませんが」

「Σ行き先かなり不安?!」

そいや地獄(ココ)で働き始めて何百年か経ったな…。

話を聞くと、ウチの転生については前々から決まってはいたらしいが、なんせかなり特殊な人生を歩んで来た。

転生させたとしても、無事に輪廻の輪に戻れるのか?存在自体が消滅しないか?…などの不安の声が多かったが、先日ようやく転生の申請が通ったそうだ。

「じゃあ今すぐ転生ですか?」

「いえ、今日中であれば大丈夫ですよ」

「それじゃ今から挨拶回り行ってきます‼」


・・・・・・


転生のことを話して挨拶に回ると、知り合いやら友達やらが集まって送別会(という名の大宴会)が急遽開催されることになった。

みんな仕事(拷問)はいいのか…(汗)。



呑んで食べてのどんちゃん騒ぎは瞬く間に過ぎ去っていき、とうとう転生の時間がやってきた。

「では、これからあなたを現世へと転生させます」

「よろしくお願いします!」

お地蔵様に手を引かれ、雲に乗り込むと、雲はゆっくりと上昇を始めた。
今まで見送る側だったので、なんだか不思議な気分だな……。


「またなーーー‼」
「現世でも頑張れよーー!!!」
「またきてちょうだいねー!」


少しだけうるっときて、視界が滲んだ。

「お香ちゃんーー!蓬ーー!烏頭ーー!みんなーー!鬼灯様ぁー!!!

すぐには来ませんけどーー!

また来ますねーーー!!!」

みんなと笑って"次"の約束をして、ウチは現世へと転生していったのだった。



第2話・何度目かの人生スタート→←主人公の"個性"設定



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すずねこ - きぃさん、たぶんそれはかっちゃん達のムスコ(男根)をひきちじると言う意味かと、、、 (2022年4月11日 19時) (レス) @page39 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 話、とても面白いです。ところで、女の子の刑って何ですか?どうしても気になってしまって・・・もしよければどんなものか教えてください (2019年7月21日 9時) (レス) id: 88eb3a9dfa (このIDを非表示/違反報告)
カゲプロ好き(プロフ) - こんにちは突然でスマセン!もしかして文スト好きですか! (2019年6月6日 21時) (レス) id: 7a5c89f175 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます!まほよめが好きなのでちょこっと登場させてみました!エアリエルとか可愛いです(笑) (2019年2月26日 22時) (レス) id: 3025ce4ccb (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - もしかして、まほよめのキャラですか?私もまほよめ大好きです! (2019年2月21日 2時) (レス) id: f8aa0f20cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レキ | 作成日時:2018年8月21日 11時

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