防弾少年団と愛され天使くん

1のなな ページ8

デビューのことも、PDニムの今の言葉も、






PD「大切な息子だよ。2年間よく頑張ったな。1人でここまで。」


涙がとまらない。きっと目がはれて、なみだでぐちゃぐちゃできっと醜い顔だろう。





PD「ここからはひとりじゃない。」







その発言に少しひっかかった。





「それは、どういうことですか？」






続けて言った




PD「これからデビューが決まってるグループに新加入してもらいたいんだ。」






ぼろぼろ止まらなかった涙が引っ込んだ気がした。




グループに新加入…






2年間1人で踊り続けた俺には辛い現状で。




PD「これ以上、お前を一人でいさたくないんだ。





だめか？」







ずるい、そんなこと言われたら断われるわけなくて。







「一生懸命、頑張らせていただいきます。」








そう言った。



自分に言い聞かせた。



PD「7人グループだ、お前を合わせて8人。


荷物をまとめといてね、その子達とくらす宿舎へ、来週辺り引っ越そう。」







やるなんて言ったけれど、




この壁、乗りこえられる気なんてしなくて。


でもデビューしたい。PDニムに恩返しがしたいんだ。戻りたいなんて思うな。









その日、家に帰って、直ぐ荷物をまとめた。


来週からだといわれたけれど、







どうしても落ち着くことができなかったため、準備してしまった。








随分物の減った自分の部屋は







やけに殺風景で、寂しかった。

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