防弾少年団と愛され天使くん

11のいち ページ34

THside


TH「ウリエギや〜どこ〜？」






音楽番組に出演するということで、皆それぞれ準備をしてる




振りの確認だったり、声出しやったり、

まだメイクやヘアセットしてる人もいたり








「もう、恥ずかしいのでその呼び方やめて下さいよ」



ドアの向こうからひょこ、と顔を見せるウリエギ。




なんですか、もう、と文句を言いつつ




ぺちぺちと、こちらに駆け寄る彼は昔と全く変わってない。

見た目以外。









いつからだろうか。ジョングクにとられたくない、他のやつに見られたくないなんて汚い欲が出てきたのは。







TH「ん〜また綺麗にメイクしてもらったね」



「グロスが落ちそうで、ろくに飲み物も、飲めません…」



TH「ん〜ぽっぽして落としてあげる」




「やー、落としたら意味ないじゃないですか」





顔を真っ赤にして僕の体を押しのける。



掘り返すようで悪いけど、ユジュナの親の気持ちが少しわかる気がする




自分で産んだ子だけれども、これだけ美しい子が生まれれば執着したくもなる。






TH「本当にいい子に育ったね。」





「急な子供扱い、やです。」





まるで拗ねた子供のようで本当にかわいい。




TH「僕がユジュナに1回でも子供扱いしたことある？？」







いや、
あるわけない。




子供としてじゃなくて、




そういう目でずっと見てたんだから。

11のに→←10のに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す