1のさん ページ4
あぁ、僕とは真逆だ。なんて眩しいんだろうか。
こうなりたいという衝動に駆られるのに。
親という足枷が邪魔する
いっその事飛び出してしまおうか。
そんな無鉄砲なことしても、きっと何も出来なくて、結局自分の非力さを感じるだけだろう。
けれども、そんな考えが吹っ飛ぶほど、僕は解放されたい気持ちの方がでかかった。
僕も踊りたい。
あの眩しいほどの光を浴びて踊りたい。
いてもたってもいられず、夜逃げの準備をした。
必要なものだけリュックに詰め込めるだけ詰め込んで、
使う宛もないのに、余るほど貰い続け、貯めてたお金も財布に乱雑に入れ込む。
ソウルの冬は耐え難い寒さだ。
ブラウンのダッフルコートを羽織り、大きすぎるリュックを持って
扉を開けた。
その日僕は、
開放された。
2011年のある冬の日のこと
当時12歳だった。
まだガキで、出来ることも限られてたけれど。
いや、何もできないに等しい僕を、
シヒョクPDニムは救ってくれたんだ。
PD「私がこの子を預かるよ。君の両親には僕から話をつけよう。」
こんなに頼もしい大人がほかにいるのかと、疑う。
いや、きっと居ないだろう。
僕は一生、あなたの元で働き続けたい
この恩を返すため。
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# こ こ(プロフ) - すごい楽しいです!早く続き見たいです…(できれば) (2020年2月15日 11時) (レス) id: 8bc88fbcff (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - ポッポかわいいww面白いですねー更新頑張ってくださいねー! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
梨子 ナシコ(プロフ) - リとさん» えええ、嬉しいお言葉ありがとうございます、おまけ程度の続きですがよかったら!!! (2019年12月8日 16時) (レス) id: 87a16baeee (このIDを非表示/違反報告)
リと(プロフ) - 梨子さんが作る作品がほんとうに好きで楽しく読まさせてもらってました!この後の続きが見たいのでフォローしても宜しいでしょうか、、 (2019年12月7日 22時) (レス) id: feeb5efb0d (このIDを非表示/違反報告)
梨子 ナシコ(プロフ) - kiki(=^x^=)さん» わぁ、嬉しいです!!おまけ程度ですが、それでもよければぜひ!!! (2019年12月7日 19時) (レス) id: 87a16baeee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨子 ナシコ | 作成日時:2019年7月14日 18時