防弾少年団と愛され天使くん

1のじゅういち ページ12

JK「こいつとですか」


自分で驚くくらい低い声が出た。


とっさにそいつをみると、






下を向いて涙が溢れないよう堪えてるようにも見えた。





JN「どうせ、お前と仲良くなるのが1番難しいんだから、いいだろ。」






仲良くなる気なんてさらさらない。






JH「じゃあ、かいさん〜！」







そう言って各自自分の部屋へ戻るヒョン達。




僕も部屋へ戻ろうとすると、後ろから聞こえる足音





中に入ると、2人だけの空間。


違和感しかない。









JK「なんでここに来たの？




なんで僕らを邪魔するの」







荷解きをする後ろ姿は、少し小さく見えた。


そして声をかけると同時にビクリと肩が揺れた。







「ごめ、んなさい。」







JK「こっちが、作り上げてきたものを途中で取り上げる気？」






そう聞くと、耐えられなくなったのか



急いで部屋を出て行ったあいつ。







玄関の戸が閉まる音がした。

出て行ったんだ。







まぁ、僕には関係ないことだと、ふと窓の外を眺める。






雪が降る。月明かり、雪明かりのおかげで外は少し明るく見える。

ソウルの冬を甘く見ちゃいけない。






ヒョン達だって、あんなやついない方がいいだろう？



7人でやってこう、これからもって言ってたじゃないか。




あいつがいなくても、何も変わんないきっと。







でも何故か、泣いてるあいつが脳裏から離れない。







むしゃくしゃして、枕を壁へと投げつけた。

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