防弾少年団と愛され天使くん

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僕の両親は異常だ。


縛られてる、


そう感じたのは物心ついたころ。



異常な程の両親からの愛は、親子愛なんかとっくに通り越していた気がした。







周りを見ても、こんなに愛されてるのはうちだけで。

誰にも言えるはず無かった。




その愛は全て俺一人に向けられたもので。

それは兄弟もいない僕には重いものだった。






学校以外ほとんど外に出ることは許されなかった。


友達と遊ぶことはもちろん、買い物や散歩だってだめ。





学校にだって、スマホのGPS機能をonにしてから登校する。





母さんは、これをあなたのためだって言ってのける。






違うよ母さん。これは僕のためなんかじゃないでしょ？

母さんの自己満足なんだよ。




そのために僕は縛られてるんだ。


縛られてやってるんだから。







ああ。そろそろ見えないこの縄を解いてよ





そろそろ見えないこの首輪はずしてよ。







苦しいよ、そう呟いた。

母さんは見たことのない恐ろしい形相で、俺を叩きつけた。






苦しいはずがない、ここまで尽くしてやってるんだから。


そう叫ばれた。





痛い。じんじん皮膚の裏側が痛む。





でも痛いって感じれる、それが少し嬉しかった

まだ生きてるんだ、ここに存在してるんだって思えたから。









今日もいつも通り、幸せに過ごしてます。









幸せなんか一生味わえない。

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