関西の狂犬？いいえ、ただの子犬です【2】【Aぇ! group】【男主】 (ページ9)

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小島side

『あんまカッカッせんといて、誰も斗亜のこと取らへんから。

こじけん怒ると怖くて俺びくびくしてまう。』

俺そんなこわいんか？

しかも別に斗亜が取られるから怒ってるんちゃうんやけど

でも泣きそうなAの声に俺もつられて泣きそうになる

なだめるように、ぽんぽんと背中を叩く

『泣いてないし』

小島「かわええやんか」

『うっさいねん』

心做しかぐずってるようにも思う

そんな俺、拗らせてるんかな

好きなやつ泣かせてほんま情けないな

ほんまは声を大にしていいたい

お前だけやねん、昔も今も。これからもずっと

お前しかおらんねん

小島「別怒ってないで」

『うそやんか』

小島「ほんま」

『絶対うそ』

小島「自分だるいで」

『嫌い？』

小島「なんなん？今日めちゃくちゃ可愛いやんか」

思わずさっきより強く抱き締めてしまう

小島「ちゅーする？」

『しいひん』

小島「ほっぺだけ」

『いやや』

ですよね、シッテマシタ。
嫌やいうくせ結局Aも俺ん事離さないんやけど

小島「……

斗亜にはちゅーとかしいひんよ。お前やから」

『うっさい』

小島「笑

それだけAのこと好きやねんけどなあ」

わざとらしく、強調していってみるも、何故か微動だにせずじっとしているA

変な空気に少し焦ってる俺

…の顔に急に手を添えるA

と、俺の耳に触れた熱い違和感