関西の狂犬？いいえ、ただの子犬です【2】【Aぇ! group】【男主】 (ページ1)

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前回の続きからです
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あなたside

福本「Aどうする？俺車あるで」

「ほんま？頼んでもええ？」

福本「ええで、てか久々うち泊まらん？」

「まじ？ええの？」

嶋崎「ええなあ、」

ぼそ、っと呟いた斗亜の言葉を聞き逃さなかった

てか聞き逃せなかった。

何となく斗亜の気持ちわかんねん。

自分が未成年やからってはよ帰らせて

先輩らは飲み行く、みたいな。めちゃくちゃ羨ましい時期あったなあ。

今思えば先輩達は俺たちを思って帰らせてくれたんやし

それでも当時はめちゃくちゃ羨ましかったなあ。

だから何となく斗亜の気持ちもわかる気がする

『斗亜は今度ご飯食べいこか？夜はあかんからお昼とか！』

西村「ええんですか！！？」

嶋崎「ちょ、俺に聞いてくれたんやで！」

誘いに一目散に食いついてくるにしたく。

『みんなで行こうな。美味しいご飯屋いこう』

福本「ごちになりまーす」

『えーたいちぇも〜？ええけど！』

まじで！？と予想外の答えに喜ぶたいちぇ

ご飯はみんなで食べた方が上手いやんか
他の子も誘おうかなあ

西村「あ、親来たわ。斗亜行くで！！
じゃ！！お疲れ様でした！」

すぐ近くに拓哉のママらしき人が乗った車が止まる。

先にママに斗亜を乗せることを伝えに行った拓哉。

『お疲れ様！斗亜もお疲れ様。また明日な』

福本「気ぃつけて帰りや」

嶋崎「はい…ありがとうございました」

少し寂しそうな背中を見送る、車に乗り込もうとしたとき、なにか思い出したのかまたこっちに戻ってくる斗亜

『うん？』

嶋崎「2人でデート、いきましょね」

腕を捕まれ、耳元でそういわれた。

『えっ、お、おん、』

嶋崎「じゃあまた！！」

これはやられたなあ。

さっきとは一変、にこにこな斗亜に手を振り、車が見えなくなるまで2人で見送った。