expect me -ベクヒョン-

ep.8 ページ10

BH side




あれから俺達は逃げるように
屋上へやってきた




BH「…で？…………何を思い出したわけ？？」



廊下でいきなり叫んだチャニョル

隣にいて恥ずかしいと思ったのは
これで何度目のことか……




CY「さっき、ベクにぶつかった女だよ


　 あいつ、パク・Aだよ。」




パク・A？？



BH「………………誰そいつ？？」



CY「え”っ！？知らねぇーの(ﾟДﾟ;)！！」



マジかよ………


とブツブツと１人で言っているチャニョル




CY「さっき、ぶつかった時


　 女の顔覚えてる？？」



BH「…………ちょっとだけなら…」



顔はほんの少し覚えてるだけで
しっかりとは分からない



でも…………



BH「…………ラベンダー…」


CY「……………………は？？」



チャニョルは何を言ってるんだ
と言うような顔で俺を見つめてくる



BH「ぶつかった時に、ラベンダーの

　 香りがしたんだよ…」




キツい香水ではなく
ふんわりとしたラベンダーのいい匂いがした




BH「それだけしか覚えてねぇ……」



CY「…………ふ〜ん。


　 まぁ、アイツは美人で有名なんだよ


　 2年生の中じゃ一番かもww」




別に美人であろうと俺は興味がない



CY「次のターゲット…………

　 パク・Aにしちゃおっかなぁ♪」




BH「勝手にしてろよ………」



CY「今回、ベクはどうすんの？？」



俺は面倒くさいからいいや



BH「別にそいつに興味ないし


　 今回はいいや(´д｀)」




あっそ、と言って電話を掛けだすチャニョル




CY「………………あ、もしもし？？


　 次のターゲット決まったよ♪」



多分、相手はカイだな


カイも俺達と一緒にゲームをする仲間



CY「ターゲットは………



　 2年生の、パク・Aで♪」

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