【立海】またフラレたので髪切った (ページ7)

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「はっ！？お前まだ買えてねーのかよ！待ちくたびれたんだけど！」

まぁ、約１か月たってるからな
そこに関しては申し訳ないと思う

『ごめんなさい。入手したのですが、切原くんにあげました』

「赤也に？どうせ嘘だろ？お前のいうこと信じられるかよい！」

昼休み、私と丸井は廊下にいた

お菓子が手に入ったか報告するなかでのこの腹立つやりとり…
腕を組み、ガムを膨らませながら見下されている

まぁ、何を思われてもいいさ
さぁ、はやく来い。

チラリと彼がここから来るであろう
階段を方向に視線を送る

「先輩ーー！買ってきたっすー！」

はい。きた

「はい！先輩！お昼っす」

『おー助かったーありがとー』

私は切原くんから昼食の入ったビニール袋を受けとる

「んじゃ、俺はこれで！」

『明日はいらないからー』

ハイッ！と元気よく挨拶する
…可愛いじゃないの

「…おい！赤也！どうしたんだよ！なにしてんだよ！？」

「丸井先輩！こんにちはっす！」

「あ、あぁ、こんにちは…じゃなくてだな…おい、なんでコイツにパシられてんだよ！」

おー、少し切原くんで癒されていたら
また丸井のイビりが始まった

「パシられてないっすよ。俺が勝手にやってるんで」

サラッという切原くんに丸井は目を真ん丸にさせて驚いている
私は両手で口元を抑えて笑いを堪えている

『ブハ…ん、んん』

笑いを堪えきれずにもれてしまった
必死に咳払いをして誤魔化す

「お前、何で笑ってんだよい！赤也に何したんだ！」

ギロッと私を睨み、指を差される

『そこは切原くんに聞いてください』

横にいる切原くんに視線を送る
さぁ、言うんだ切原くん
あの時、約束したことを

これで丸井とおさらばでき…

「えっと…先輩、何をですか？」

頭をかき、すっとぼける切原くん

あぁ、切原くん、君はなんて可愛い後輩なのだろうか
可愛くて殴りたいくらいだ