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ページ15

『君は何をされている方なのですか?』




「ただの健全な男子高校生じゃ」




うん、それはわかっている。男は基本みんなそうだよね
仁王くんはあの丸井のお菓子事件のときに現れたのは
切原じゃなくて、俺だと言いたいらしい




いやいやいや
おかしいだろう。あれは切原だった
なにも違和感は無かった
仁王くんは魔法使いかなんかなのか?




「…信じられんようじゃな」




『当たり前だ』





「まぁ、手っ取り早いのは赤也や幸村に聞いてみることだな」




…ということは、本物の切原は私を裏切っていないし、
幸村は切原を脅してもいないということか




私は頭をフル回転させた






え?何
じゃあこいつのせいで私の平穏な生活が
地獄になったってこと?




思わず頭を抱え、髪の毛をグシャグシャにしてしまった




え?こいつ神様じゃなくて魔王様?
いや魔王は幸村だ
こいつは悪魔か?




ボサボサになった髪のまま、横にいる仁王くんを睨む





「だからな。条件はそれらを許してほしいってことかのー」

 
 

んーっと腕を組んで人差し指を口元にもっていき、
横目でウインクしてきやがる。
イケメンだから絵になるが
そのポーズは今の私には火に油を注いだ









『ふざけんな!』と叫びたいところだが
考えろ。ここで私が暴れてみろ
 


ここは廊下だ。
 


立海の生徒達がウヨウヨ行き交う場だ
それにただでさえ、この銀髪と一緒にいるのだ
少し目立っているのである
それに仁王くんは意外と人気があるらしい
そんな人気者に怒ってみろ。




「うわ、あの女子まじ何様?」と
めんどくさいことになるのは一目瞭然だ







ここは我慢だ。逢坂A




深呼吸をしてボサボサの髪を整え
精一杯の笑顔で仁王くんに向きあう







『いいよ。許してあげる。もう関わらないで下さい』





サヨウナラと全力で逃げた
「待ちんしゃい」と声が聞こえたが無視だ














 





『なんなんだよ!ムカつく!地獄に堕ちろ!』




私は仁王から逃げた後、人気のない教室へ駆け込んだ
そしてこの通りだ一人で叫んでいた








「おい」






『あぁ!?誰だよ?!一人にしてくれ…って』







「…俺は真田弦一郎だ。貴様、ここで何をしている」




振り向くとそこには高校生とは思えない
老け顔の風紀委員がいました

真田くん→←・



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ゆら(プロフ) - 今更感パないけどコメントしたくて。この話めっちゃ好き。めっちゃ笑っちゃいました笑笑 以上。 (2020年5月14日 17時) (レス) id: 3adbed999c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年10月7日 11時

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