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ページ13

「お前さん、本当に俺のことしらんのか?」



なんなんだ。まるで俺のことを知らない奴は頭おかしいみたいな言い方しやがって
立海はそんな奴ばっかりだな




『記憶にございません。あの、柳生くんに会わせてください』







私が銀髪の男にそう言うと銀髪男は口元を緩ませる





「ほう、柳生を探しとるんか」




『そうです。でも、テニス部のガードが強くて』




この銀髪の男もテニス部なのだろうか
でも、ここにいるってことはテニス部か…




「のぉ、お前さん俺が協力してやるぞ?」


ニヤニヤしながら私をジロジロと見てくる
気持ち悪いなと思いながらも協力してくれる人間にヒドイことは言えない



『…え!?本当ですか!?』




これは利用するしかあるまい



「…まぁ、条件があるがの」




『…何でもします。銀髪さん』




「仁王雅治じゃ」




『仁王くん、宜しくお願い致します』





こうして、仁王くんと柳生くん捕獲大作戦が始まったのであった















まぁ、捕獲大作戦といってもすぐ柳生くんと会うことはできた

まさかこんなチャラいやつが柳生くんと仲良しだとは誰が思うだろうか






『…わぁ』


仁王くんと柳生くんが並んで私の前にいる
いやー…おかしい。不釣り合いだわ



「仁王くん!騙しましたね…」


柳生くんはプリプリと仁王くんに怒っている
怒っているといっても全く怖くないぞ



「まぁ、そう怒るな。ほれ逢坂、さっさとしんかい」





私は仁王くんに言われ、真剣な顔をつくる
あまりにも真剣な顔だったのだろうか
仁王くんが「顔、ヤバいぞ」と小声で呟いていた
ヤバいというのは美人すぎてヤバいとの意味だと勝手に思っておこう






「…柳生くん、お願いします。付き合ってください!なんでもしますから」





頭をおもいっきり下げ、全力でお願いする




「…いや、しかし…」




柳生くんの顔は見えないが困惑しているようだ




「のぉ、柳生。女にこんなに頭を下げられて楽しいか?」



「た、楽しくなどありませんよ!」




「まぁ、そうじゃな………」




おい、仁王くんの声が遠くなった
え?どこか行ったのか?
頭を下げ続けている女を一人にしないでくれ




しばらくすると柳生くんの声が聞こえ、
顔をあげるように言われた
顔をあげると仕方なさそうにため息をついてこう言われた







「…逢坂さん付き合いましょう」





私は柳生くんの後ろにいる仁王くんを神様と呼ぶことにした

・→←柳生くんと仁王くん



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ゆら(プロフ) - 今更感パないけどコメントしたくて。この話めっちゃ好き。めっちゃ笑っちゃいました笑笑 以上。 (2020年5月14日 17時) (レス) id: 3adbed999c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年10月7日 11時

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