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柳くん ページ14

あの後、保健の先生が戻ってくる間
爆睡していた。よく眠れた

教室に戻ったのは5時間目が始まる5分前で
お弁当を物凄い勢いで早食いした。


隣の席の友人や
クラスメイト達がヒソヒソと
私をみて話していた。



‘逢坂さん、ヤバイ’

‘普通、あそこまで必死に食べる?’


って聞こえたけど褒め言葉だと思いたい





…まぁ、この話は忘れてほしい





私は切原くんを待った




彼が、プリントを持ってこないと私は



【放課後、お残り】




めんどくさいことになってしまう




ずっと、ソワソワしていた
その姿をみて友人はずっと笑っていた



「というか、2年のクラスに取りに行けばいいじゃん」




『階段昇るのめんどくさいかな』



……
 
 

そんな白い目で見ないでよ






ーーー






『最悪だよ』




「罰だよ。サボった罰じゃん」




じゃあねー。と帰宅して行く



教室は人がいなくなった
先生もいない。逃げることはできる
でも、私はビビり・これでも真面目だ
無理だった



『…切原くんに頼んだのが間違いだったかなぁ』




「そうだな」




『…ん?』




いつの間にか誰か前に立っていた



椅子に座ったまま
その人物を確認するため顔を上に向けた








『えっと「柳くん?だっけ?とお前は言う」…へい…』




人の心、読めるのか…




「これを返しに来た」



机の上に紙がおかれた
私が切原くんに頼んだ数学のプリントだ




『えっ、あの切原くんは』




「逢坂、宿題を忘れたのはお前のミスだ。これは人に頼むものではない」



「ましてや、後輩に頼むとは感心しないな」




わたし、おこられてる




『スミマセン』




「だ、そうだぞ。赤也」


柳くんの後ろには切原くんがいた
ザマーみろ!って顔をしている





くっそ




「…礼になるかはわからないが、数学、教えてやろう」





柳くんは前の席の椅子を持ってきて
私の前に座った






『Why?』







わけわかめだった

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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時

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