転生編:吸血鬼の始動 ページ3
俺は杖を持ち館の中を移動する
俺が憑依したのは間違いなく、東方Projectの登場人物であり、レミリヤスカーレットの妹"フランドール"だろう
実際に顔を見たわけではないが服装や子供のような背丈もドンピシャなのでほぼ確定事項だ
吸血鬼へと転生したのなら空を飛べるのではないか？
そう思って実際にやってみたらできた
なんというか説明できないが、とにかくできたのだ。腕をどうやって動かすのか説明できないのと同じで当たり前のように空を飛べた
空を飛べることが分かったので、とりあえず空へ上がれるだけ上がってみた
勿論だが俺は吸血鬼なので日傘をさしている
あの杖はなんと日傘に形を変えることができる
俺がいるのは小さな島だった
恐らく地図に載ることもないであろう本当にちっぽけな島
周りには青い海が広がっているのみ
絵に描いたような無人島だ
空を飛べる俺はこの島を脱出しようと思えばいつでもできる。が、その前に水が飲みたいと思い、こうやって島を探索し、川を探している。
貴方:お、あったあった
しばらく飛んでいると急に森が開けた。そして目の前には綺麗な河と湖、そして湖に流れ落ちる小さめの滝が広がった。大自然の美しさとは素晴らしい。この一言に尽きる限りだ。
貴方:……やっぱり。
湖に映る自分の姿を確認した俺は思わず溜め息をつく。予想通り俺はフランドールに憑依していたようだ
この見事なまでの幼女顔と太陽の光をキラキラと反射する美しい金髪間違いなくフランだ
貴方:さて、俺……私は何ができるのか
小さな両手で湖の水をすくい
コクコクと一杯飲み干した俺は立ち上がって呟く。一人称は"俺"のままでいこうとしたが
湖に映るフランが俺と言う姿が嫌になり
"私"に変えた
そして俺は腕を組み目をつむって考える
今の俺は吸血鬼のフランだ
はたしてフランの力を使えるのかどうか。
貴方:まぁ、物は試しか
俺はそう呟き目の前の岩を見てグッと拳を握った
するとバリッという音をたて岩は粉々に砕けた
"ありとあらゆるものを破壊する程度の能力"
フランの代表的な能力だ
貴方:ふぅ、何とかフランの力は使えるみたいだ…はぁ〜〜、これからどうしよう……。
俺は日傘に形を変えた杖を握り、そう呟くのであった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：駄作者笑 | 作成日時：2018年5月20日 20時
