シンデレラガール〈完〉〜永瀬廉ver〜

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突然名前を呼ばれて振り向くと

廉が笑顔で
お花とプレゼントを持ってこっちを見ていた


廉 「はい、メリークリスマス」



「えー！ありがとうーー！
あっ！ちょっと待ってて！」


廉からプレゼントを受け取ると
私は寝室に用意していたプレゼントを取りに行く



「はい！これ私から！
･･メリークリスマス！」


廉 「まじ！！ありがとう」


「プレゼントあけていい？」


廉 「もちろん。俺もあける」



そう言って
2人でお互いから貰ったプレゼントをあけてみる




「「･･え？」」


2人の声がハモった

そうなってしまうのは当たり前だ

だってお互いプレゼントしたのが
同じようなものだったから




廉 「やっば！笑」


「すごいね。笑」




手に取った物は
磁石でひっついている
２つのキーホルダー



形は違うけど
お互いの名前を彫っていて
やってる事一緒。笑


私が廉にあげたのは
ハートのキーホルダー

昔廉から貰ったキーホルダーは
ちゃんと鞄についてるけど
色々あってボロボロになってるから
またいつ外れるかわからない

そのキーホルダーも
もちろん大事に残しておくけど
やり直す事になった私達だから
今度は私からプレゼントしたかった



「廉のすごいね、、めっちゃ可愛い！」



廉からは
２つの手が磁石でくっつくと
繋いでいるようになるキーホルダー


お互いに相手の名前が書いてあるほうを貰って
私は早速学校の鞄につけた




「ふふっ皆気づくかな〜っ」




キーホルダーを眺めながら
皆の反応を想像してニヤつく

海人と岸くんは騒ぎそうだなー

勇太と玄樹はかわいいねーって言ってくれそうで

紫耀は･･







ギュッ

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