シンデレラガール〈完〉〜永瀬廉ver〜

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A 「お願いします･･私の王子様」





そう目の前で聞こえた瞬間
フワッと包まれた両手



ゆっくりと顔をあげたら
笑顔で俺を見とるAがおった






「A･･まじで？」




A 「まじだよっ」



ニコって笑ってくれるAを見たら
泣きそうになってしまう





「めっちゃ嬉しい！

ありがとうA」




Aを引き寄せ
そのまま抱きしめた





A 「もう一度、彼女にしてください」




俺の腕の中で
そう言ったA




「そんな可愛い事言わんといてや

めっちゃ幸せやねんけど･･


俺こそ、もう一度Aの彼氏にならせてください」






ギュッと強く抱きしめる



もう二度と離したりしやへん



何があっても





諦めかけとったけど


戻ってきてくれてホンマに嬉しい






A 「めっちゃ幸せやねんけど」




「ふはっ、真似すんなや！笑

関西弁は関西人しか使ったらあかへんのや」




2人で抱きしめながら笑い合う


これ以上の幸せは
きっとこの先あらへんのっちゃうか






海 「もー目の前でイチャイチャしないでー」




海人の声にハッとして
皆を見ると
ニヤニヤしてたり
ほっぺ膨らましてたり
頭抱えてたり、様々だ




優 「おめでと！お幸せに！」



海 「悔しいけど、仕方ないか」



勇 「やっぱお前らお似合いだよ」



玄 「一度失敗した廉なら、きっと大丈夫だね」



紫 「A、いつでも俺のとこ来ていいからな！」





嬉しい言葉を言ってくれる中
紫耀だけなんか違う。笑


紫耀らしいっちゃ紫耀らしいけど




そのまま皆は
大きく手を振って帰っていった






「ったく、紫耀は要注意やな」

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