シンデレラガール〈完〉〜岩橋玄樹ver〜

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「玄樹、遅くなってごめんね？」


玄樹の元へと向かい
そっと隣に座る




玄 「ううん、そんなの全然いいよ」



「あのさっ･･」

玄 「ん？なんて？」



皆の声がうるさくて私の声が届かなかったようで
少し近づいて大きな声で話した



「あのさ！部活終わったらちょっと話あるんだけどっ！」






･･･





「え？あれ？」


日常でたまにある
一瞬だけシーンとする瞬間

私が話した時にそれが起こったのであった



皆の視線をめちゃめちゃ感じる




勇 「ほ、ほら！練習始まるから行くぞ！」



廉 「そやなっ、ほらっAも急いで！」




「う、うん！行こっか」



空気を読んでくれた勇太と廉にそう言われ
皆ゾロゾロと部室から出て行く




「あのっ、玄樹、部活終わり時間大丈夫？」




最後に出てきた玄樹を呼び止める




玄 「･･･わかった」



そう言って
目を合わさずに皆の元へと走っていった







なんか変な空気にしちゃったなー

まさか皆に聞かれると思ってなかったし、、





海 「A、タオルちょーだい」



優 「ごめん、Aちょっと飲み物とって」




「はーい！」



どうやって話そうか
部活中に考えようと思ってたけど

紗南ちゃんがあの件以来
マネージャーをやめて1人になったから
忙しさがハンパない

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