∽194∽忘れられた人 ページ10
日向side
向こうから誰かが近付いてくる。
「いやぁ〜、俺忘れられてんの…嫌だなぁ〜。」
全身泥だらけで、身体中に木の枝や葉が付いている。
汚れすぎで誰だか分からない。
「え…俺ガチで忘れられた感じ？」
雀田「…」
「俺だよ、俺、二口ｯｯ！！！！！」
日向「あ、」
二口「あ、じゃねーよ！？」
日向「…でも、ここまでどうやって…？」
二口「あー…それは、後で回想する←」
日向「あ、はい。」
二口「あれ？このオバサン、気絶してる感じ？」
大魔女「…まだ、私はｯ…」
二口「あ、生きてた」
大魔女「貴様…私に膝をつかせるとは…」
二口「ま、二年の最上組ですから☆」
大魔女「…なるほどな…」
大魔女は床に倒れながらいう。
日向「(そっかぁ、やっぱり二口さんはすげぇなぁぁぁぁ！！！)」
…そっか、二口さんは凄い、なぁ…
日向「…」
二口「ん？どうした？」
日向「あ、い、いえ！？」
雀田「…」
二口「…てか、かおりさん大丈夫っすか？
さっきから苦しそうですけど。」
雀田「…いや、ちょっと疲れちゃって。
だから、平気。」
二口「…そうっすか…
てか、この後どうするんですか？
あ、ちょっと時計お借りしますねー。
夕方の４時００分。
早く見つけないとそろそろやばいですよ。」
かおりさんに時計を返しながら、そう言う。
日向「…(あ、そうだった…たしかゲダタリっていう…)」
二口「あ、そうだ。
オバサン。探し物があるんだけどいいかな？」
大魔女「…私は…オバサンでは…な、い…」
そういって立ち上がろうとする。
二口「あ、ちょ、無理に起き上がろうとしないでよー。
腰に来ちゃうよ〜？」
大魔女「うるさい…私を、オバサン呼ばわり…するなぁぁぁぁぁぁ！！！！」
二口「あれれ、まだ力残ってたのー！？
図太いオバサンだなぁ…
雷属性魔法"
ﾊﾞﾘﾘｯｯ
大魔女「っ。」
雷が大魔女を拘束する。
二口「(…あれ、意外と簡単につかまっちゃった感じ？)」
二口「さ、大魔女も捕まえたところだし…」
二口「とりあえず、周辺探してみるのと
回想、行きますか☆」
日、雀「「…」」
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作成日時：2018年2月18日 20時
