１９話 大きな一点 ページ25
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試合再開早々に、風丸、栗松、鬼道は斜めに三人並んで攻め込んでいく。対する彼らはアブソリュートナイツのフォーメーションだ。
前回と同じように攻め込んでいき、乗り切って虎丸へボールが渡ろうとしたとき。そのパスはカットされ、エドガーへ。
しかし染岡がそれをカットし、そのまま豪炎寺と攻め上がる。
「このボールを蹴ることの重さは、俺が一番知っているんだ！ ドラゴンスレイヤー！」
キーパーは豪炎寺がシュートすると思っていたのか、反応しきれずシュートが決まる。1-1。同点だ。
両腕を突き上げて喜ぶ染岡に、イナズマジャパンが沸き上がる。近づいている選手も、遠くから見ている選手も、皆同様に。
対してナイツオブクイーンは、選手を大幅に入れ替え、不思議なフォーメーションに変えた。
前は三角の形に六人、中央に縦に並んで二人、その後ろに、横並びで二人。残りはキーパーで十一人。
両サイドを大きく開け、守備を捨てたようなフォーメーションに、イナズマジャパンは動揺と戸惑いを隠せない。
一体、何が起こるというのだろうか。
キックオフ。
エドガーが走り出す。それに応じて、豪炎寺、染岡も走る。豪炎寺と相対した途端、エドガーはボールを後ろに下げる。
DFが上がりサイドに広がる。少し進んだかと思えば、またボールはエドガーへ。その周りを三人が前と両隣を囲み、ボールは簡単に取れなくなってしまう。
土方と鬼道、綱海に栗松が弾かれ、ゴール前付近には円堂ただ一人。
必殺タクティクス無敵の槍が解除され、エドガーが一人で攻め上がる。
「何が何でも止めてやる！」
「ここはこの技だ。パラディンストライク！」
円堂はいかりのてっついでとめようとするが、あえなく破られてしまう。
「君に私のシュートは止められない。勝利は私達のものだ」
ここでホイッスルが鳴り、前半が終わる。スコアは1-2、一点リードされている。
休憩を挟み、後半のミーティングが始まる。
「これ以上の失点は許されない。後半はボールをキープして、常に動かし続ける。鬼道、お前がコントロールするんだ。わかったな」
「そしてもうひとり。不動、後半は、お前たち二人が司令塔だ」
「二人？」
鬼道が聞き返すと、監督は頷いた。
「同時にピッチに居る意味を考えてプレーしろ」
「そういうことだよ、鬼道クン」
訳知り顔の不動を一瞥し、鬼道は円堂に声をかける。
「……ゴールは任せたぞ、円堂」
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海道凛(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます。ですが、此処は作品の感想を頂くための場ですので、詳しいお話はボードにお越しいただいてからでもよろしいでしょうか。 (2021年9月9日 19時) (
レス) id: 63a783c275 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!一緒に合作しませんか? (2021年9月9日 15時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
海道凛(プロフ) - 星猫さん» はじめまして。よく見ていたアニメはイナズマイレブンシリーズと終わりのセラフです。一時期ちらりと見たアニメなら沢山ありますが、一部しかわからない作品が多いです。あと、此方は作品のコメント欄ですので、感想以外の質問などはボードにいただけると嬉しいです。 (2021年3月28日 19時) (レス) id: 63a783c275 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 11時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海道 凛 | 作成日時：2020年8月7日 18時
