雷門の転校生は天才万能少女 (ページ35)

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番外編　アレス版夢主ちゃんin王帝月ノ宮　ネタバレ注意 ♯ ページ35

どうしても書きたかったんですごめんなさい
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瑠奈side

治療を終え海外から帰ってきて、最初に強化委員としての派遣先を聞いた。

『強化委員、ですか？』

「そうだ。君には王帝月ノ宮に行ってもらいたい。其処では感情を出さないで欲しいんだ。そんな器用な芸当が出来るのは君しか居なくてな」

『はぁ・・・まあ、楽しそうだし良いですよ。やり遂げて見せます』

「ありがとう。早速寮に行ってくれ。キャプテンの野坂が案内してくれる筈だ」

『わかりました。では』

部屋を出てすぐにピンク色の髪の少年に会った。年下？の割には背高い・・・。

「君が瑠奈？可愛いね」

『オマエボクが男じゃなくて良かったと思えよ？Aの時に言ってたらサッカーボールと共に宇宙に飛ばしてた』

「え、冗談だよね？」

『生憎と嘘は吐くが冗談は言わん』

腕を組み、溜め息と共に答える。

「まぁ、学校とか寮では感情出さないでね。役員が目を光らせてるから」

『アレスは受けんが良いだろう。キャプテンの命令は聞く主義だから』

手をほどき車に乗る。取り合えず王帝が広いのは知ってたから地図を頭に叩き込む。あれ？意外と複雑だな・・・。

「着いたよ」

『・・・これが学校？』

「うん」

嘘を吐いているようには見えないが、コレが学校とか大きすぎだろ。雷門も大概か。

「野坂さん、強化委員って誰ですか？」

「この子だよ」

大人しくしているか。無口でも演じておこう。

『王帝月ノ宮中学に転入してきました。一応３年の篠宮瑠奈です。強化委員です』

短い自己紹介をする。野坂、笑いを堪えるのやめて。ボクが君の立場なら心の中で大爆笑してるけどやめて。

「え・・・この子が強化委員？女だし小さいしサッカー出来るんですかこの子」

野坂が、声に出して笑いだしたよ。小さいのはわかってる。でも目の前で笑うのやめて。

『実力はある。クラリオは、海外で潰す序でに仲良くなった』

「クラリオってクラリオオーヴァン？」

『コレ。あっちで遊んでもらった』

「それって子供扱いされてるんじゃ「西蔭」すみません野坂さん」

わかってるよ。クラリオはボクを妹として扱ってたから。酷い。

『部屋、何処ですか』

少し拗ねる。野坂が笑いながら鍵を渡してくれた。脳内の地図と照らし合わせて位置を覚える。

『ありがとーございました』

「後で部室来て」

謎の呼び出し喰らった。解せぬ。