# episode68 ページ18
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私がコラさんと出会い、
ドンキホーテ
実の両親に捨てられた私を助けてくれたのはコラさん。
両親に捨てられ、人身売買に出された私は
すでに買い手が決まっていてその移動途中だった。
「白っぽいグレーの綺麗な髪」
「長い睫毛」
「透き通るような白い瞳」
幼いながらに完璧な容姿だった為、
一瞬で、目が飛び出る様な高額な額で売れた私。
泣いても騒いでも、この運命は変わらないから
自然と涙も出てこないし、何も思わないようにしていた。
目隠しをされ、首には分厚い錠。
むやみに外そうとすると音が鳴って爆発。
もう何をしたって逃げられない。
私はこれから一生「奴 隷」として生きていくんだ。
乗っていた乗り物が止まり、隣にいる男の人に「降りろ」と言われ
錠に繋がっている鎖を引っ張られながら降ろされた。
ああ、いよいよか。
と、覚悟を決めた時.......
「何だお前！！ガッ........！！」
「何をす......ガフッ.........！！！」
と、鈍い音と共に男二人のうめき声が聞こえて。
目隠しをしてるから音しか聞こえないこの状況に混乱する。
「お前を助けてやる」
煙草のニオイが鼻をかすめ、そんな声が耳に届いたかと思ったら
今度はいきなりフワッと自分の身体が宙に浮いた。
『ぇ、えっ........？』
何が何だかよく分からなくて声にならない声を出した。
そして私を抱えて走り出す男の人。
私、どうなるの........？
しばらく抱えられて、優しく地面に降ろされた。
「大丈夫か？」という質問にゆっくり首を縦に振った。
「目隠し取ってやるからな」
真っ暗だった視界が目隠しを取られた事によって眩しさを感じる。
目隠しを取る手が優しくて。
『...........』
「平気か？目開けられるか？」
『........はぃ........』
「よかった、見る感じ怪我とかはしてねェな」
『............』
今までひどい扱いを受けて来てたからなのか.......
この人の私に対する扱い方が......
声や仕草が優しくて.......
「あっ、おい！？なに泣いてんだよ！？
どこか痛いのか！？」
気づいたら大粒の涙が頬を伝っていた。
違う。痛いんじゃない。
温かいの.......
見ず知らずの私を助けてくれて、優しくしてくれるのが温かい。
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作間(プロフ) - とても面白いです！更新待ってます！ (10月22日 20時) (
レス) @page12 id: 0970a9c774 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品書くコツ教えてくださいませんでしょうか？？ (8月1日 14時) (レス) @page7 id: fa766f902a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 次の更新はいつですか？ 更新待ってます楽しみにしています。 (8月1日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
みきぃ - ヤ、ヤバい…面白すぎますうううう！続き、更新待ってます！🫶 (7月3日 2時) (レス) id: a1b1a8e793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいり
| 作成日時：2023年4月17日 11時
