RMPGにはクールな紅一点がいるようで。

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樹side












事務所について楽屋に入ると電気もつけずにソファに横になってるAがいた。





ただ眠ってるだけかと思ったら

Aの私物が出てる机の上には大量のチョコとTropicana鉄分が置いてあって。




月イチのあれか。と把握。




普段あんま甘い物食べないAの月イチが来たときのサインはチョコ。








自分の荷物を机に置いてブランケットを片手にAの側に寄った。







マスク越しでも分かる顔色の悪さ。


ノーメイクだから余計に血色がない。





可愛いのは変わりないけど。












A「･･････ん、」







『ごめん起こした？』






A「ううん、」







『ブランケットも掛けずに寝るなよ。

薬飲んだ？』







A「朝飲んできた」






『何か温かいの買ってくるよ』









ギュッ



出て行こうとする俺の腕を掴むA。










『ん？他に何かいる？』







A「････何もいらんから

いっちゃんここおって」













俺が隣に座ればそのまま俺の膝に頭を預けるAが可愛すぎて無理。












A「10分だけこうさせて。

そしたらまた頑張るから」








『何かあったの？』







A「･････今日新曲の振り考えよう思ってスタジオおったんやけど全然ダメで。

陣さんに八つ当たりしてもうた」







『そっか。

陣さんには謝んなきゃね』







A「うん」







『振りはまだ日数あるし今日はやめといたら？』







A「･････」







『モチベーション下がってるのに、自分が納得いく振りなんて作れないでしょ』







A「いっちゃん、」







『体調悪いなら無理しないで休む。

俺トレーニング終わったら送ってくからそれまでゆっくりしてな』







A「ありがとういっちゃん････」







『ふは笑

何で泣きそうなの笑』







A「だってぇ･････泣」








『情緒不安定だもんね』








A「いっちゃあああ〜〜〜んっ！！泣」








『はいはい笑』











突然泣きじゃくるAの頭を撫でる。









ストイックなAもかっこよくて好きだけど

たまには休まないと体持たないから。




ただでさえ男のグループに女1人で色々大変なんだからいつでも甘えてくれたらいいのに。







いつでもAの味方だからね。











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