検索窓
今日:8 hit、昨日:31 hit、合計:518,634 hit

120〜テッツ〜 ページ50

追ってきた最後の一人が走り去ったのを見届け、大きく息を吐き出す。


テッツ 「行きました…」


ダン 「ハァッハァッ…危ないとこやったで」


安心するのと同時に、一気に襲う疲労感。


ルードの連中をまいて、隠れた物陰。


乱れた息が飛び交う。


一番奥には、ヤマトさんに手を引かれたまま彼の隣に座ったAさん。


その彼女に、ヤマトさんが安心した顔を向ける。


ヤマト 「Aも無事だったか。お前らも、どうしてここへ?」


ダン 「元はと言えば、俺のせいやし…ヤマト一人にだけ、無理させるわけにはいかんやろ。
まぁ、Aもおったんは予想内っちゃ、予想外…」


…どっちすか


テッツ 「俺も少しは責任あるんで」


小さく笑う俺たちの中


俯いたままのAさん。


テッツ 「Aさん?」


何か考え込んでるのか、返事のない彼女の頭に、ヤマトさんの手がのって


ヤマト 「アイツなら大丈夫だろ」


「でも…」


二人で静かなやり取り。


何があったか分かんねぇけど…


テッツ 「Aさん、ヤマトさん、こっち向いて」


カシャッ!


ベストショットゲット!


ヤマト 「おい…おい!」


顔を上げると真剣な顔の被写体二人。


ヤマト「後で確認だけはさせろ」


「ふふっ、」


Aさんが、やっと見せてくれた可愛い笑顔。


今のも撮りたかった…
もちろん、”俺用“に!



ダン 「ルードの連中にもバレてもうたし、今日のところは引き返そう」


な?って、促すダンさんに、ヤマトさんの顔付きが変わった


ヤマト 「いや、俺たちは戻らねぇ」


な?って、今度はヤマトさんがAさんに同意を求めると、コクリと頷くAさん。


ダン 「はぁ!?」


ヤマト「A、レッドラムの工場に案内しろ」


「ん」


ダン 「っ!Aまで…無理やって、アイツらまだ探し回っとんねんぞ!」


ヤマト 「俺らはチハルに会う。会って話を聞く。」


立ち上がるヤマトさんと、Aさん。


ヤマト 「A、工場はどっちだ?お前らも嫌なら帰れ。」


二人を見上げる俺とダンさん。


ダン 「ほんまお前らってやつは」


感心した様な呆れた様なダンさんの表情に、俺も心を決めた。




☆11/25移行完了しました☆

この小説の続きへ→←119〜タケシ〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (292 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
897人がお気に入り
設定タグ:HiGH&LOW , コブラ , 岩田剛典
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぷるちゅ - めるさん» いつもお待たせしてすみません(T_T)これからも、スローペースのマイペースですが、更新頑張りますので(*´∇`) (2017年11月25日 9時) (レス) id: 3da2710490 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 更新ありがとうございます〜!これからも頑張ってください! (2017年11月14日 18時) (レス) id: aa029d0243 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるちゅ - herenaさん» herenaさんも小説書いてらっしゃるんですね♪いつか読ませて頂きたいです(^-^*)お互いに体調には気を付けて、書き書きしていきましょうφ(..)♪これからもこのお話を宜しくお願いします^^ 最後になりましたが…お友だちさんも有難うございます(≧▽≦) (2017年11月14日 14時) (レス) id: 3da2710490 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるちゅ - herenaさん» herenaさん☆初めまして〜(*´∇`*)お返事遅くなってすみません(>_<)丁寧なコメントに、うるうるです(T^T)こちらこそ宜しくお願いします^^ ハラハラ、ドキドキ、感動までしてもらえて凄く幸せです! (2017年11月14日 13時) (レス) id: 3da2710490 (このIDを非表示/違反報告)
herena(プロフ) - こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します。herena (2017年10月16日 23時) (レス) id: e03f5a8d05 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぷるちゅ | 作成日時:2016年7月29日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。