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10分程が経ったろうか。
こもった暑さにじわじわと汗が滲み始めた頃、耐えきれず物陰から顔を覗かせた。
「お兄ちゃん?」
人の声がまるで聞こえて来ない。
物音も、セミの声ですら。
終わったんだろうか。それとも、どこかに場所を移したんだろうか。
汗を手の甲で拭いながら車庫を出る。
…そこから見えた景色は、今はもう鮮明に思い出せない。
ただ、ひどく暑かった。
暑くて熱くて気分が悪くて。
それでも一つだけ、今でも忘れられない物があった。
「今日は暑ぃな」
ナイフみたいに鋭くて、
ガラスのように冷たい 貴方の声。
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えく(プロフ) - 綾花さん» はじめまして!ありがとうございます〜^ ^頑張ります!コメントありがとうございました。 (2017年9月4日 0時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)
綾花(プロフ) - ここの日向くそかっこよくて大好きです!!更新頑張ってください!!胸キュンさせてください!!^^ (2017年9月2日 10時) (レス) id: a645f6c835 (このIDを非表示/違反報告)
えく(プロフ) - こしゅーさん» わ〜〜っ 嬉しいです!マイペース更新ですが楽しみにしていただければ幸いです^ ^ こちらこそ溺愛衝動、よろしくお願いします。コメントありがとうございました! (2017年8月30日 13時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)
こしゅー(プロフ) - このお話大好きです!!今一番更新待ってます!ほんとに、日向さんにいちいちやられます… これからも、えくさんのお話、えくさんのファンでいさせてください!! (2017年8月30日 0時) (レス) id: ce268402e9 (このIDを非表示/違反報告)
えく(プロフ) - 小麦さん» 本当ですか…!ありがとうございます、とっても嬉しいです^ ^ 改めましてコメントありがとうございました! (2017年8月29日 21時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えく | 作成日時:2017年8月21日 1時