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「凍水達が入院したってよ…」

「ああ、日向にふっかけられたんだろ」

「いいのかよ放っておいて。Aは病院に居なかったし、見舞いにもきてねえって…」



SWORDは明らかに、少しづつ 少しづつ。

…目に触れない場所から壊れ始めていた。











早くも鳴きだした蝉の声に目を覚ます。

ざこ寝をしていた為体の節々が痛み、思わず「いてて」と声をあげながらゆっくりと体を起こした。

さて、今は何時だろう。


体を起こす前、いつもの癖で枕元のスマホを手で探ったものの、そういえば没取されたんだったと思い出しふと我に返っていた。

そういえばここには時計が無い。

体内時計でなんとか頑張るしか無い…んだろうか。


「…誰もいない」


辺りはしんと静まり返り、わたしの耳に入ってくるのは蝉の声と自分の呼吸音のみ。

欠伸をしながら立ち上がって、背伸びをした。


「お腹すいたな」


あの時「自分は管理人だ」と余計な事を口走ったものの、本当に自分が管理人な訳もなく、この廃寺の何処に何があるのかは全く把握していなかった。

辛うじてトイレは確認している。
なんともまあ不思議な事に水はちゃんと流れる。
水は通っているようだけど、電気は通っていないようだった。

その証拠に、ここには電化製品が無い。

夜はドラム缶に灯る炎であたりを照らしていたし、この部屋にはろうそくがあちらこちらに点在している。
キッチンなんかはあるんだろうか、と好奇心の赴くままあちこちを歩き回っていた時だった。



「おはようございます、お嬢さん」


「…、!」



想定の範囲外の、来客だった。

△→←4 苛烈が頰に馴染んだら



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えく(プロフ) - 綾花さん» はじめまして!ありがとうございます〜^ ^頑張ります!コメントありがとうございました。 (2017年9月4日 0時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)
綾花(プロフ) - ここの日向くそかっこよくて大好きです!!更新頑張ってください!!胸キュンさせてください!!^^ (2017年9月2日 10時) (レス) id: a645f6c835 (このIDを非表示/違反報告)
えく(プロフ) - こしゅーさん» わ〜〜っ 嬉しいです!マイペース更新ですが楽しみにしていただければ幸いです^ ^ こちらこそ溺愛衝動、よろしくお願いします。コメントありがとうございました! (2017年8月30日 13時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)
こしゅー(プロフ) - このお話大好きです!!今一番更新待ってます!ほんとに、日向さんにいちいちやられます… これからも、えくさんのお話、えくさんのファンでいさせてください!! (2017年8月30日 0時) (レス) id: ce268402e9 (このIDを非表示/違反報告)
えく(プロフ) - 小麦さん» 本当ですか…!ありがとうございます、とっても嬉しいです^ ^ 改めましてコメントありがとうございました! (2017年8月29日 21時) (レス) id: 4af89cc856 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えく | 作成日時:2017年8月21日 1時

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