検索窓
今日:12 hit、昨日:26 hit、合計:324,538 hit

…9 ページ10

.
side.you







姉は家に帰らなくなり、私は夜遊びしていてもなんの楽しさもなくなってしまい





あの暖かい空気に包まれていた家に1人





今は氷の張ったような冷たさしか感じない家に1人







感情を失った私






もう誰も信じない














1人孤独に生きていく






そう心に決めた時だった








ガチャ






誰も帰ってくるはずがないこの家のドアが開いた






名前『…A』

『…』



久々にみた姉の姿



久々にみた姉の呼ぶ声









何も感じられない私






名前『…話があるの』

『…』

名前『私達…九龍って人たちに狙われてるみたいなの』

『…九龍?』

名前『…本当に危ない人みたいなの。この家もバレるのは時間の問題』

『…だから?』

名前『…安全な場所に一緒に行こう』

『私はいいよ、ここにいるから』

名前『一緒にいこう』

『いいよ!どうせ、両親を殺した妹なんてどうでもいいと思ってるんでしょ!』

名前『思ってない!!!!思ってないから…あの時は本当に、ごめん…いっぱいいっぱいで、思ってもないことを言ってしまったの…本当にごめん…』

『…別にもういいから』

名前『お願い、一緒にきて?』

『…』



姉の言葉に答えられずにいると
見知らぬ男が姉の後ろから話しかけてきた



雅貴『どうも〜妹ちゃん?』







『だれ?』

雅貴『俺は雨宮雅貴♡雅貴でも、まーくんでも、まさくんでも?好きに呼んでね♡』

『…なんでうちに居るの?』

名前『私たちが狙われてる九龍について、詳しい人なの』

『…へぇー』

雅貴『妹ちゃん♡うちにいこう?』

『…は?』

雅貴『うちに居れば安全だからさ!まぁちょっと難しい俺の可愛い可愛い弟くんがいるけど、まぁ問題なし♡』

名前『…A…行こう?』

雅貴『妹ちゃん、俺のさ?兄貴は九龍にやられてこの世を去ったんだ。そして、
















お前のお父さんとお母さんも九龍にやられた可能性がある。だから安全な場所にいてくれ』









犯人は自ら命を落としたと聞かされたのに







『…犯人は生きてるの?』

雅貴『あぁ、自ら命を落としたあいつは九龍にはめられた人間かもしれねぇ』








また頭を悩ます日がくるなんて










.

…10→←…8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
498人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M | 作成日時:2018年11月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。