Destiny

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side.masaki







雅貴『広斗く〜ん』

広斗『あ？』

雅貴『も〜またまたそんな冷たいこと言って〜お兄ちゃんにそんな態度しないの！』

広斗『うっせーな』

雅貴『そんなツンな広斗くんも好きよ♡』

広斗『気持ち悪いな、やめろ』

雅貴『もーやだやだ♡』

広斗『…』

雅貴『お兄ちゃん気になることがあるのよ〜』

広斗『なんだよ』

雅貴『聞きたい？♡』

広斗『別に』

雅貴『も〜ノリ悪いんだから〜』

広斗『その話し方やめろよ、気持ち悪ぃんだよ』

雅貴『はいはい。笑
で、本当に気になることがあんだよ！』

広斗『ん』





兄貴が九龍にやられてから数ヶ月経った今、またいつものような兄弟2人の生活に戻った俺たち





そんな時に






“ある夫婦が突然車に突っ込まれて亡くなった。そして犯人は数日後に別の場所で自ら命を落とした”





こんな話を小耳に挟んだ





そして








“九龍が狙っている姉妹がいる”








そんな話も…







雅貴『てなわけよ！』

広斗『それで？』

雅貴『え？気にならない？』

広斗『別に』

雅貴『だってさ！なんか不自然だと思わねぇ？』

広斗『…九龍か』

雅貴『そう！なんか、その夫婦？の亡くなり方もなんか変な気するしさー』

広斗『まぁそうだけど、俺らには関係ない話じゃね？』

雅貴『それを言われちゃーお兄ちゃんなにもいえない♡』

広斗『…』

雅貴『無視しないで〜♡』

広斗『気持ち悪ぃ！抱きつくんじゃねーよ！』

雅貴『はいはい♡じゃ！お兄ちゃん出かけてくるからねー』

広斗『勝手にしろ』






冷たい弟だなぁー
なんて思いながら夜の街へ出かけた













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