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side.you
しばらくすると玄関から慌ただしい物音がした
ガチャ
広斗『はぁ…はぁ…A?』
『…っ…ひろ、とっ…』
広斗の顔を見ると涙が溢れ出した
広斗『遅くなってごめんな?』
『…っ…はぁ…』
抱きしめてくれる広斗の胸で
涙が止まらなかった
広斗『雅貴、信じて、二人の帰り待とう』
『…っ…はぁ…うんっ…』
長い沈黙
どちらも話しかけることなく
どれだけ時間が経ったかもわからず
ただただ
不安で
恐怖心が増すばかりだった
そんな中
ずっと優しく抱きしめてくれて
背中をさすってくれる広斗に安心感もあった
そしてしばらくすると広斗の携帯が鳴った
広斗『もしもし』
ドキドキ
ドキドキ
広斗『…わかった、すぐ向かう
名前が、病院に運ばれたらしい、だから向かうぞ』
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作者名:M | 作成日時:2018年11月4日 23時